この試合で、西武は痛恨の3本のホームランを浴び、3位のオリックスとのゲーム差を「5・5」に広げられる結果となった
試合の流れ
試合は西武が初回から攻撃を仕掛け、相手先発の高島の制球ミスをつき一死満塁のチャンスを作ったここで5番の村田が4球目に適時暴投を誘い、先制の1点を挙げる
続けて6番のデービスも4球目に再び高島が暴投を犯し、2点目を追加
さらに、源田が適時打を放ち、この回でいきなり4点を奪う
その後も3回と5回に1点ずつ追加し、合計で6点の援護点を投手の隅田知一郎に献上した
隅田の苦悩
隅田はプロ4年目で初の2桁勝利のチャンスを迎えたが、この日は思うような投球ができなかった5回には太田に8号グランドスラムを浴び、2点差に詰め寄られる
その後も6回に中川に9号2ランを被弾し、まさかの同点に追いつかれた
隅田はこの日の成績が9安打6失点と厳しい内容で降板を余儀なくされ、「序盤に大量の援護をもらったなかで、三者凡退のイニングをつくることができず、チームの流れを止めてしまいました」と悔しさを滲ませながら語った
延長戦へ
試合は同点のまま延長戦に突入し、12回には7番手の中村祐が広岡に5号サヨナラ弾を浴びてしまい、試合は終了西武はこの試合でカード負け越しが決まり、クライマックスシリーズ(CS)圏内がかすむ結果となった
今後の展望
西武は現在5位に位置しており、CS進出のためには今後の試合での勝利が必要不可欠であるこの試合を挽回するためには、投手陣の立て直しが急務とされる
この試合は西武にとって非常に厳しいものとなった。序盤に大量の点をもらったにもかかわらず、投手陣の乱れが響いてしまった。ホームランを3本も浴びるという失態は、今後のチームにとって大きな課題であり、早急な改善が必要だ。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点のまま時間が過ぎ、相手チームが最後に勝利を決める点を入れること。
- グランドスラムとは?無死または一死の状況で、満塁の状態で打たれたホームランのこと。
- 適時打とは?点を入れるために打たれた安打のこと。
- 三者凡退とは?イニングにおいて、相手チームが1人も出塁できずに攻撃が終わること。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?日本のプロ野球におけるプレーオフシステムを指し、上位チームが争う。

