ソフトバンク・大関が先発ローテーションの柱として活躍、驚異の9連勝記録を達成

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
◆ソフトバンク5―2西武(19日、みずほペイペイドーム)【池田親興氏の視点】 福岡ソフトバンクホークスの投手、大関がチーム単独トップの11勝を挙げ、先発ローテーションの重要な存在であることを証明しました

試合序盤は体の動きが重く、制球が定まらない場面も見受けられましたが、大関は試合を通じて修正する力を持つ投手です

初回に西武のネビンにカーブを使われて2ランホームランを許しましたが、その直前の四球が失点に影響したと分析されています

続く2回も連続で安打を浴びピンチを招きましたが、この時点で追加点を与えなかったことが試合勝利の鍵となりました

その後、ソフトバンクが逆転に成功した直後から、流れを掴み直した大関は3回以降は三者凡退を続け、特に6回から2イニングを低い球数で片付け、7回を101球で投げ切りました

これで現在9連勝を達成し、防御率は1.59という素晴らしい数字を記録しています

大関の成功には、毎年改良を重ねてきた投球フォームの効果が大きいとされています

ボールの回転数や回転軸を常に意識し、打者に対してより見えにくい投げ方を実現

かつて150キロを超える直球を投げていた彼は、最近では140キロを少し超える速度で打者を攻略しています

さらに、カーブやスライダー、2種類のフォークの質も上がっており、これらを駆使して投球しています

6月以降の試合では9試合で7回以上を投げる「イニングイーター」としてもチームに貢献しており、これにより救援陣の負担も軽減されています

今季の目標は13勝、160イニングですが、このままの調子が続けば、その目標を達成する可能性は高いでしょう

大関選手の活躍は素晴らしく、先発投手としての重要な役割を果たしています。投球フォームの改良によって、制球力や球の質が向上したことが成績に現れています。また、試合を通じての修正能力も高く、チームにとって信頼できる存在です。これからの試合でのパフォーマンスにも期待が高まります。
キーワード解説

  • 先発ローテーションとは?チームの勝利を目指して、試合ごとに先発投手を決める体制のこと。
  • 防御率とは?投手が与えた失点の数を考慮した指標で、数字が低い方が投手の成績が良いことを示す。
  • イニングイーターとは?多くのイニングを投げることで、助ける選手のことを指し、チームの勝利に大きく貢献する存在。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。