西武・今井、プロ初の完封勝利で話題に

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◇セ・リーグ 西武2―0ロッテ(2025年8月23日 ZOZOマリン)西武ライオンズは2日連続で、夏の甲子園優勝投手が勝利を挙げる結果となった

前日は2013年の甲子園を制した高橋投手が先発し、この日は作新学院のエースとして2016年の夏に優勝を果たした今井投手がマウンドに立った

今井投手は試合開始前から「いい流れをつくってくれたので、僕も負けないように」とコメント

試合は彼の期待に応え、最終的に3者連続三振を奪い、計12個目の空振り三振で締めくくった

今井投手はリーグトップの149奪三振を記録しており、今季2度目の完封を達成した

完封には自身が志願した9回までの長いイニングで、4安打を打たれながらも114球で抑え込み、通算6度目の完封勝利を挙げた

特筆すべきは、今井投手の登板前に甲子園決勝のテレビ中継を観ていたこと

沖縄尚学がリードしていたシーンを見ながら「これは機嫌がいいな」と語り、球場に入り「本当にテンションが高かった」と洗練された笑顔を見せた

今井投手の背番号は19

これは野球漫画「タッチ」の主人公・上杉達也と同じ名前で、2019年には作者・あだち充氏とコラボレーションした企画があり、二人の達也が描かれたイラストも話題となった

この球児はプロ入り後の数年間に「伸び悩んだ時期、何をやってもうまくいかない時期もあった」と振り返りつつ、「全部ひっくるめて役立っている」と述べ、自身の成長を示す言葉を残した

試合では自己最速に2キロ迫る158キロの速球を記録

さらに、今季途中から習得したシンカーを交え、見事に8勝目を達成した

「せっかく試合をするんだったら楽しくやらないと人生もったいない」と、元気に逆転CS(クライマックスシリーズ)進出を目指している様子がうかがえる

今井投手の完封勝利は、夏の甲子園での経験が彼に与えた影響を改めて感じさせる試合でした。彼が試合開始前に甲子園決勝を見ていたというエピソードも、競技精神の高まりを十分に表しています。また、この勝利で自身の成績も過去最高に近づいており、今後の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • 完封とは?:野球において、ピッチャーが試合中に相手チームに1点も得点を許さないことを指します。これにより、ピッチャーの力が特に評価されます。
  • 奪三振とは?:ピッチャーが打者を三振にすることを指します。特に空振り三振は、ピッチャーの投球技術や球威の高さを示す指標となります。
  • シンカーとは?:ピッチャーが投げるボールの一種で、横にさっと曲がる特性を持った変化球のことです。バッターにとっては打ちにくい球種となります。

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