対戦相手は昨年のドラフト1位、中日・金丸投手
双方ともに若手の期待株であり、今後のプロ野球を担う存在として注目が集まる
常広投手は、150キロを超える速球を武器とする金丸投手に対して、140キロ後半の直球を主体に攻めていった
特に注目すべきは、制球力の向上である
1回には変化球が定まらない場面も見られたが、徐々に安定感を増し、5回まで57球のうちボール球はわずか11球
3ボールは1度もなく、2ボールの場面も1回のみと、高い制球力を維持していた
6回1死の場面で、味方のミスから出塁を許すと、次の打者である田中選手に対しては追い込みながらも死球を与え、続くブライト選手には3ランホームランを浴びてしまう結果となった
最終的には6回途中での降板を余儀なくされ、3安打3失点（自責点2）という成績を残したが、先発としての役割を全うし、高い投球内容を示した
今シーズン開幕前のローテーション入りを逃した常広選手であったが、今季の活躍に期待が寄せられている
2軍では体調不良に悩まされつつも、ウエスタン・リーグでは16試合中14試合に先発し、3勝10敗、防御率は4.69という成績を残している
しかし、17日にはウエスタン・リーグのソフトバンク戦を新井監督が視察し、「直に見てまずまずだった」とコメント
この信頼を受けての昇格となった
指揮官の期待に応えた投球内容を見せた常広選手
長い苦しい時間を経て、今シーズンこそは昨季以上の成績を残すチャンスが十分にある
常広選手の初登板は、若手選手としての自信を高める貴重な経験となった。今後の成長が期待される中、先輩としての意地を見せることができたのは大きな成果である。チーム全体の活性化にもつながる活躍を期待したい。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？
- 制球力とは？
- ウエスタン・リーグとは？
