阪神・才木浩人投手、リーグタイの12勝目を達成 坂本捕手との配球改善がカギに

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 「ヤクルト1-8阪神」(24日、神宮球場)で、阪神タイガースの先発投手、才木浩人が素晴らしいピッチングを披露し、リーグトップタイとなる12勝目を飾った

試合は阪神が圧勝し、才木の活躍がチーム勝利の大きな要因となった

試合後、デイリースポーツの評論家、中田良弘氏は、坂本誠志郎捕手とのバッテリーがもたらす「配球の変化」について述べた

才木投手のピッチングスタイルの変化

 これまでの前半戦では、才木はフォークボールの使用頻度が高かったが、最近の試合では直球とスライダーに重点を置く戦術にシフトしている

特にカウントを有利にした際に相手打者に「そろそろフォークが来る」という印象を与え、直球やスライダーで打ち取る姿勢が際立った

フォークボールとは?

 フォークボールは、投げ方によってボールが急に落ちる変化球の一種で、相手からは予測しづらい球種とされる

才木はこのボールを主体に使うことで打者を翻弄していたが、前半戦ではその見極めが容易になってしまい、打たれやすくなっていた

坂本捕手との連携での成長

 先月の7月26日から坂本捕手とのバッテリーを組むようになり、才木は自身のスタイルに変化を加えることで結果を出し始めた

試合においては、これまでの戦法とは異なり、多様な球種を見せることで、打者の読みを難しくする攻めを行っている

四球問題と今後の課題
 ただし、才木には依然として克服すべき課題も見られる

この日の試合でも古賀選手と丸山和選手に対して不用意な四球を与えたことが、イニングを長引かせる要因となった

四球は試合を有利に進める妨げとなり、その影響を軽視してはいけない

 なお、四回には村上選手に対して初球を直球で攻めた結果、ソロ本塁打を浴びてしまった

このような経験を通じて、特に強打者に対する初球の配球については、さらなる意識が求められる

阪神の才木投手が坂本捕手との新たなバッテリーで投球スタイルを変え、圧倒的なピッチングで勝利に導いたことは、彼自身の成長を象徴しています。また、四球による課題も残るものの、その改善が今後の更なる勝利につながることが期待されます。
キーワード解説

  • 配球とは?:配球とは、投手が打者に対してどのような球種を投げるかを決定することで、試合の中での戦略の一つです。
  • 四球とは?:四球とは、投手が打者に対してストライクを投げることなく、ボールを4回投げることで打者が一塁に出ることを指します。
  • フォークボールとは?:フォークボールとは、通常の直球とは異なり、投げた球が急に落ちる変化球の一種で、打者にとっては非常に打ちにくい球種です。

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