中日、ヤクルト戦での零封負けと打撃不振について分析

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【川上憲伸の目】◇26日 中日0―2ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ) 中日ドラゴンズは、ヤクルトの先発投手・小川泰弘によって8イニング無得点という結果で零封負けを喫した

この試合により、中日はホームゲームでの連敗が5に伸び、シーズン成績は29勝29敗1分けと持ち直していた貯金を失ってしまった

川上憲伸さんは中日スポーツの評論家として、この試合の状況を冷静に分析

小川投手は序盤こそ変化球が高めに浮くなど良い状態ではなかったが、中日打線がこれを活かせなかったと指摘している

また、チャンスに結果を出せなかったマイケル・チェイビス内野手については、「やみくもに振りすぎている」との厳しい見解を示した

試合の中で唯一得点圏に進んだのは4回の攻撃で、この時、上林選手が左前打を放ち、1死後にボスラー選手も左前打を記録

これにより、一、二塁のチャンスが生まれたが、続く山本選手が中飛に倒れ、チェイビス選手が空振り三振に終わる

川上は、その打席の内容についても詳しく説明

この時、初球で外角低めのスライダーを空振りした後、高めのボール、低めのフォークでファウルを打つと、外角の直球で空振りをしてしまった

「もし、最初の3球を振らなければ、ボールが3つもあった

中日の状況が変わっていただろう」と、その問題点を指摘した

チェイビス選手は過去22試合で4本塁打を放つ一方、今季の打率は・171と低迷しており、得点圏打率に至っては・067と苦しんでいる

川上は「やみくもに振っていては相手は楽

ボール3つで追い込まれるのだから、もっと配球の勉強をしなければならない」と考察

来季もチームに残りたいなら、日本の野球理解が不可欠だと述べた

この試合を通じて中日の打線が抱える問題は明らかになった。特にチェイビス選手は、得点圏での打撃に苦しんでおり、今後の改善が求められる。川上氏の指摘通り、打席での配球への理解を深めることが、選手の成長とチームの勝利に繋がるだろう。
キーワード解説

  • 零封負けとは?:試合で得点を0に抑えられることを指し、特に相手チームにとって非常に厳しい試合結果である。
  • 得点圏とは?:得点が期待できる状況、つまり走者が本塁に近い位置にいることを指す。
  • 配球とは?:投手がバッターに対してどのような球を投げるかを決めること。バッティングの結果に大きく影響する要素。
  • 長打力とは?:一度の打席でヒットが多くの塁を進める力のことで、特にスリーベースやホームランを打つ能力を意味する。

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