西武・与座海人投手が勝利投手の権利獲得、母校の後輩たちに刺激を受ける

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西武・与座海人投手、勝利投手の権利を手にする

◇パ・リーグ 西武―日本ハム(2025年8月27日 ベルーナD)西武ライオンズの与座海人投手(29)が、日本ハムとの試合で見事な投球を披露し、勝利投手の権利を手にしました

与座は5回1/3を投げ、4安打2失点と安定した投球を見せました

対戦相手の先発投手、山崎も日大三出身であり、これにより今夏の甲子園決勝戦の「再現」となった注目の対決となりました

与座選手は今試合について、「後輩たちの初優勝に刺激を受けた

しっかり投げないとなと思っている」とコメントしました

特に、恩師である比嘉公也監督への連絡を遠慮し、お祝いの花を贈ったという心遣いも見せました

試合は3回に矢沢選手が死球で出塁し、その後五十幡選手と水谷選手の連打で2点を先制される展開に

しかし、これを受けて直後のイニングで、渡部聖選手が左中間に8号2ランを放ち、すぐに同点に追いつきました

このホームランが与座投手を奮い立たせ、4回以降は3者凡退を続けます

与座選手は、岐阜経大1年時に下手投げに転向し、そのスタイルで頭角を現しました

「浮き球」と呼ばれる球種を駆使し、ランナー無しでもモーションに緩急をつける「クイック」で勝負

特にそのテクニックが試合での成功に寄与していると言えるでしょう

5回には、3者凡退で抑え込み、6回に1死一、二塁のピンチを迎えた際に総投球数が95球に達し降板

次の登板はウィンゲンターが引き継ぎ、無失点でしっかり後続を断ちました

与座海人投手の投球は、過去の未経験からのサイドスローへの変更が実を結び、現在の成功に繋がっていることが伺えます。また、恩師への心遣いや後輩たちへの刺激は、選手としての成熟を示す要素でもあり、今後の活躍が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • 勝利投手の権利とは? 勝利投手の権利は、試合が終了した際に自チームが勝利した場合に特定の投手が得ることができる権利です。
  • クイックとは? クイックとは、ランナーがいる際に投手が素早く投球を行う技術のことを指し、盗塁を阻止するための重要な手法です。
  • 浮き球とは? 浮き球は、バッターの打ちにくい投球の一種で、ボールが浮くように投げることからその名がついています。

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