NTT西日本が都市対抗野球で三菱重工EasTを破り喜びの初勝利

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 「都市対抗野球・1回戦、NTT西日本2-1三菱重工EasT」(28日、東京ドーム)で、NTT西日本(大阪市)が前回大会王者の三菱重工EasT(横浜市)に2-1で勝利を収めた

この試合で決勝点を挙げたのは、元阪神の補強選手である北條史也内野手(31)で、九回に打ち込んだ決勝2ランが勝負を決めた

 試合は八回まで両チームによる無得点の膠着状態が続いたが、北條が登場した九回、1死一塁の場面で、エンドランのサインのもとカウント2-1の時に高めのカットボールを打ち返した

打球は一直線に左翼ポール際へ飛び、貴重な先制点となる2ランを記録

この一打がゲームの流れを変え、NTT西日本の勝利に繋がった

 このホームランは東京ドームにおける通算2100号となるメモリアルな一撃でもあり、北條は試合後「打席に入る前から両足をつっていました」と苦笑しながらも、その気持ちの入った打撃を称賛された

 さらに、NTT西日本の臨時コーチには阪神の元監督・矢野燿大氏(56)が就任しており、北條は「良い経験ができる

第1代表の補強選手として恥ずかしくないようにプレーしたい」と意欲を燃やしている

また、監督の河本泰浩氏(42)も北條の人間性を高く評価し、「経験値があるし後輩の面倒見も良い」と期待を寄せている

 古巣の阪神はリーグ制覇に向けて独走中であり、北條は「このまま優勝すると思いますが、ケガだけはしないように頑張ってほしい」と仲間たちにエールを送った

電電近畿時代以来の頂点を目指すNTT西日本チームは、今後の試合でもその勢いを維持していくことが期待される

記事では、NTT西日本が前回王者の三菱重工EasTを下した瞬間とその背景が描かれています。特に北條選手の活躍は印象的で、選手たちの集中力とチームワークが勝利に結びついたことが伝わってきます。また、臨時コーチに阪神の元監督が就任していることもチームの力強さを感じさせました。
キーワード解説

  • カットボールとは? 打者にとって特に厄介な球種で、球が横に動くため、タイミングを外されやすい特徴があります。
  • エンドランとは? 走者が次の塁へ走るタイミングで打者がボールを打つことを指し、守備の隙を突く戦術の一つです。
  • 膠着状態とは? 試合において得点が入らず、どちらのチームも一歩も譲らない状況のことを意味します。

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