好投を見せた先発投手・山崎を援護できず、今季１２度目の完封負けを喫し、連敗となった
この日、阿部慎之助監督（４６）は試合後、「１点が、とても遠かったですね」と悔しさをにじませた
この試合に至るまで、巨人は９月に入っての３試合でチーム打率が・３３０と好調だった
打率リーグトップの泉口選手をはじめ、主砲・岡本選手や吉川選手なども勢いを見せていた
前夜の試合では、途中出場で初めて中堅を守ったキャベッジ選手について、指揮官も「両翼はいろんなものを求められるが、それを省いてセンターで動けるのを確認できた」と語り、攻撃的な布陣での起用に期待を寄せた
しかし、対戦した中日先発・柳投手の好投に苦しむこととなった
巨人打線は三回まで無安打に抑えられ、四回にはキャベッジ選手が右前打で出塁したものの、続く泉口選手、岡本選手、岸田選手が凡退し、得点を奪えなかった
六回には１死一、三塁の好機を迎えたものの、岡本選手が中飛に倒れ、２死満塁となったところで中山選手が一塁ゴロに終わり、得点が奪えない
先発の山崎選手は五回にボスラー選手に先制ソロを浴びたものの、８回までの投球で２安打１失点と踏ん張り、味方の反撃を待ち続けた
その思いも虚しく、巨人は中日を上回る６安打を放つも、九回２死二塁の場面で最後は吉川選手が空振り三振に終わり、再び得点できなかった
これにより巨人は借金を今季ワーストタイの３まで増やし、現在２位のＤｅＮＡには０.５ゲーム差、４位の中日には３ゲーム差と迫られ、昨季のリーグ王者が今後のクライマックスシリーズ（CS）争いに正念場を迎えている
今回の試合は苦しい結果となったが、巨人には依然として強力な打撃陣がおり、今後の試合での反発を期待したい。特に、チーム打率が高いことは対抗策の面で良い兆しであり、戦況を好転させるためには連携を強化することが重要だ。
キーワード解説
- 完封負けとは？ 試合で得点が一切できず、相手チームに完璧に抑えられることを指します。
- 打率とは？ 選手がバッティングで成功した回数を、打席数で割ったもの。成功率を示す数値です。
- クライマックスシリーズ（CS）とは？ 日本のプロ野球プレーオフで、リーグ戦の上位チームが出場して優勝を争うシリーズのことです。
