試合はロッテ浦和球場で行われ、吉納選手は7回から出場し、9回と延長の10回に連続して適時打を放ちました
吉納選手の打撃が光ったのは、まず9回の場面です
この回、楽天は1点差に迫る攻撃を展開し、吉納が同点に追いつく重要な適時打を放ちました
そして、その後迎えた延長10回表、楽天は2点を勝ち越すチャンスをつくります
2死一、二塁という緊迫した局面で打席に立った吉納選手は、ロッテの左腕、坂本光士郎の投球に挑みます
坂本投手は、まずインサイドのストレートを投げ、その後スライダーで追い込む展開に
打者にとってスライダーは変化球で、球が曲がるため打つのが難しい投球です
しかし、吉納選手はその4球目、高めに浮いた外角へのスライダーにうまくバットを合わせ、打球は右翼手の頭上を越える長打となりました
結果、2人の走者が生還し、吉納選手も三塁まで到達
楽天のリードを8-4に広げる好機を演出しました
しかし、試合はその後意外な展開に
楽天は実にその裏で5失点を喫し、最終的には8-9でロッテにサヨナラ負けを喫しました
吉納選手はこの日、3打数2安打3打点という素晴らしい成績を収めており、その活躍は今後の楽天にとって大きな期待を集めるものとなるでしょう
吉納翼選手の活躍は、これからの楽天ゴールデンイーグルスにとって大きな希望を与えるものでした。特に、延長戦における勝負強い打撃は、若手選手の成長を感じさせます。しかし、チーム全体としての守備面での課題も浮き彫りとなり、次回以降の試合での改善が求められます。
キーワード解説
- 適時打とは?打者が出塁し、走者が得点するための打撃を指します。試合の流れにおいて非常に重要な役割を果たします。
- 延長戦とは?試合が引き分けの状態で終了した場合に追加で行われる時間で、勝負を決するための決勝戦のような役割を持ちます。
- 左対左の勝負とは?左利きの投手と左利きの打者の対決を指し、投手の心理戦と打者の対応が問われる場面です。

