田中将大、デビューからの偉業に向けた課題を残す

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 巨人の杉内俊哉投手コーチ(44)は、15日に行われた横浜DeNAベイスターズとの試合に先発した田中将大投手(36)について、賛辞を送った

この試合で田中は、6回を投げて5安打2失点で3敗目を喫したものの、彼のピッチング内容には一定の評価が寄せられた

日米通算200勝を目指す田中は、5回まで相手打線を3安打に抑える好投を見せていた

 しかし、6回に突入すると状況が一変

二死から一塁と二塁に走者を置いた場面で、石上選手に2点適時二塁打を許し、チームは劣勢に立たされた

この2点は、試合の決勝点ともなり、田中にとって悔しい結果となった

 ピッチング内容に対する杉内コーチの評価は高く、「ナイスピッチングでした」と称賛した

特に、「インコースもついて、フォークを振らせる作業をしっかりやっていた」と田中の投球技術に言及し、「ああいう気迫のあるピッチングを他の先発ピッチャーもやってくれると、チームの士気が上がる」と続けた

 とはいえ、田中が今季中に偉業を成し遂げるためには、残り試合数が少なくなっているのも事実

次回登板は中5日後の21日の中日戦(バンテリン)となる予定で、杉内コーチは「中5日って短いんですけど、今日のピッチングを見ると託すしかないですね」とコメントし、チームのために戦う田中に期待を寄せた

今回の試合では田中選手の投球に対する評価が高かったが、結果として勝利に結びつかなかったのが残念だ。それでも、彼の投球がチームの士気を上げることができるのなら、今後の試合でも様々な期待が寄せられるだろう。次回登板も注目し、どのようなパフォーマンスを見せるのか楽しみにしたい。
キーワード解説

  • 日米通算200勝とは? メジャーリーグと日本プロ野球での勝利を合算した数値で、選手のキャリアの重要な目安の一つです。
  • インコースとは? ピッチャーがバッターの体に近い位置に投げるボールのことで、特に打者の打撃を難しくさせる重要な投球戦略の一つです。
  • フォークとは? ボールの握り方と投げ方を工夫して、急激に落ちる球を投げる変化球の一種です。バッターを幻惑し、打たれにくくするために用いられます。

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