阪神、連勝ストップ 高橋遥人投手の過剰な完璧主義が影響か
<阪神1-4DeNA>◇20日◇甲子園 阪神が終盤の反撃も及ばず、連勝が4でストップした先発の阪神高橋遥人投手(29)は5回途中を5安打2失点で今季初黒星を喫した
実況中継などで時折聞かれる「完璧主義」という言葉は、選手へ高い期待を持つことを意味する
ただし、あまりにも完璧さを求めすぎると、思うように力を発揮できない場合が多い
虎OBで日刊スポーツ評論家の岩田稔氏(41)は、高橋投手に対し「時には開き直りも必要」と指摘している
今日の試合では豪快な投球が期待されたが、その期待に応えることはできなかった
高橋投手は前回の13日の巨人戦でのパフォーマンスが影響し、過度に丁寧さを意識していた可能性がある
この日の試合初回には、「今日は無双するな」と予想したものの、イニングが進むごとに球数が増えていく様子が見受けられた
また、この日の球審との相性も悪化していたことが、彼の投球に影響を与えた
高橋の投球スタイルは、コースや高さを慎重に狙うことから、一般的に制球力の高い投手として知られる
彼の性格は真面目で謙虚であり、完璧を求めるタイプだ
先頭打者に対しても丁寧にコースをつく姿勢が見られたが、その結果スランプに陥り、際どいボールが外れることでカウントが不利になってしまうという問題があった
例えば、2回の表では、オースティン選手をフルカウントから四球で歩かせる場面があった
NPB(日本プロ野球)屈指の強打者に対する慎重さは理解できるが、時には大胆な投球が必要とされる場面も多い
この日は5安打を浴びたにもかかわらず、四球はわずか1つ
制球が安定している選手としては珍しいケースだ
球数は92球を投じ、特に直球が低めに外れた場面もあったが、空振り三振を奪う力は見せていた
今後、高橋投手には大胆さを持つことが求められるだろう
高橋選手のプレーには、完璧を追い求める姿勢が強く見受けられました。その努力は尊いものである一方、時には大胆さを持つことも大切だと感じます。頑張ってほしい。
キーワード解説
- 完璧主義とは?完璧主義は、自分に対して高い基準を設けることで、期待に応えようとする姿勢のことです。時に、完璧を求めすぎると、逆にパフォーマンスが下がってしまうこともあります。
- 制球力とは?制球力は、投手が投げる球がどれくらい狙った場所に正確に投げられるかを示す能力です。高い制球力を持つ投手は、試合中にコントロールを保ちながら、的確に虫食いを狙うことができます。
- NPBとは?NPBとは、日本プロ野球の略称で、日本で行われるプロ野球リーグのことです。日本国内において、野球が非常に人気のあるスポーツであることから、NPBも多くの熱狂的なファンに支えられています。

