阪神、神宮でヤクルトに屈服―投手陣の課題が浮き彫りに

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<ヤクルト8-1阪神>◇21日◇神宮 阪神タイガースは、雨天中断を2度挟み、試合時間が4時間を超える長丁場の試合で東京ヤクルトスワローズに大敗を喫した

この試合では、先発投手の伊藤将司(29)が自己ワーストに相当する14安打を浴び、8失点を喫して3敗目を喫する結果となった

試合の流れと投手陣の不振

続いて登板した2番手の工藤泰成(23)も期待に応えられず、押し出しを含む連続四死球を投げるなど、不安定な投球を見せた

この試合を振り返る日刊スポーツの評論家、岩田稔氏(41)は、CS(チャンピオンシップ)のメンバー入りが危ぶまれる投手たちの投球内容に課題を感じていると指摘した

工藤投手の投球内容に注目

特に工藤投手のパフォーマンスに注目していた岩田氏は、苦しい状況の中での投球に失望を表明した

5回に7点ビハインドの状況で登板した工藤投手は、初球からストレートの四球を与え、続く打者への初球は156キロの直球がボールになり、押し出し死球を許してしまった

全6球が外れる厳しい内容であり、これではポストシーズンでの起用は厳しいと見られる

CS当落線上の投手たちの心情

試合前日には、椎葉投手も第6回に登板し、2死を奪ったものの、その後コントロールを乱してしまった

結果としては無失点に抑えたが、翌日には出場選手登録を抹消されるなど、厳しい現実が待ち受けていた

新人投手の良い兆し
ただ一方で、6回にプロ初登板した茨木投手は2イニングを無安打無失点と好投し、デビュー戦としては上々の結果を残した

しかし、ややボールが高かった印象も残り、今後の課題が浮き彫りとなった

この試合を通じて阪神タイガースの投手陣の不振が浮き彫りになりました。先発とリリーフ陣が安定していない中、ポストシーズンに向けての課題が明確になったと思います。特に若手投手にとっては、緊張感からか自信を持って投げられない様子が見受けられました。
キーワード解説

  • CSとは?:CSとは、プロ野球のプレーオフ形式の一部で、日本シリーズに出場するチームを決定するための重要な試合です。
  • 四球とは?:四球とは、投手が打者に対して4つのボールを投じた結果、自動的に一塁に進むことができる状態を指します。
  • 無失点とは?:無失点とは、試合中に得点を許さずに抑えることを指し、投手にとっての理想的な結果となります。

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