ヤクルト青柳投手、古巣阪神相手に奮闘するも初勝利はお預け
＜ヤクルト－阪神＞◇22日◇神宮 ヤクルトの青柳晃洋投手（31）が、古巣である阪神タイガースを相手に先発登板したこの日の試合は、両チームのファンによる熱烈な声援に包まれた中で行われた
青柳投手は5回を投げ、4安打2失点という結果を残したが、日本球界復帰後の初勝利を逃した
青柳選手のパフォーマンスについて
試合後、青柳投手は「失点はしてしまいましたが、最少失点で後ろにつなぐことができたのは良かった」と振り返った初回には一死一塁の場面で、外角低めに投じたツーシーム（直球の一種で、変化球の一つとしても知られる）で併殺を奪うなど、要所ではしっかりとした投球を見せた
ファンからの温かい声援
スタメン発表の際、青柳選手の名前がコールされると、大歓声が上がったヤクルトファンだけでなく、阪神ファンからも拍手が送られ、青柳投手の人気の高さが伺えた
しかし、4回に一死二塁で小幡選手に死球を与えると、厳しいブーイングが彼を待っていた
青柳選手は対戦相手としての緊張感を感じる一方で、試合に臨む決意を固めていた
今後の期待と課題
今季の青柳選手は、米フィリーズ傘下での経験を経て、日本に戻り、7月末にヤクルトに加入したばかり今回の登板は神宮でのデビュー戦でもあり、ファンからの期待が大きかった
5回に代打を送られたものの、その回にヤクルト打線が追いついたため、黒星は免れた
前回登板のマツダスタジアムでの乱調から一転、この日は3四死球でまとめた投球を見せたが、次回はさらなる安定感が求められる
青柳投手が古巣相手に投げる責任感とプレッシャーは、ファンからの温かい声援も相まって非常に印象的でした。勝利は逃しましたが、次回はさらなるパフォーマンスに期待が高まります。
キーワード解説
- ツーシームとは？
- ツーシームは、通常のストレートに比べて微妙に横に変化する直球で、打者を惑わせるための重要な武器です。
