その試合前、練習中に一塁ベンチで球団OBの川藤幸三氏が選手に声をかけ、握手を交わしている場面が見られました
この時、大山選手も祝福の言葉をかけられ、一瞬手を差し出したものの「いや、まだです」と、その手を引いたのです
これは、優勝が確定的な状況下でも気を緩めず、最後まで気を引き締める姿勢を示すものとなりました
この日、阪神は2位の巨人に対して17ゲーム差をつけており、優勝がほぼ確実な状況ではありますが、大山選手は「最後まで隙を見せてはいけない」との思いから行動を選びました
彼は自らのプレースタイルにもその姿勢を反映させており、凡打でも全力疾走を怠らず、一塁の守りでは明らかなヒット性の打球でも必ず一塁ベースへ向かいます
若い頃には、試合中に派手なガッツポーズを見せたことで痛い目に遭った経験が多くあり、プロ9年目を迎える大山選手は着実に成熟してきたと言えるでしょう
大山選手が神経を張り詰めている理由は、「いつ、どこで(ファンやメディアに)見られているか分からないから」であり、彼自身も「メリハリはちゃんとつけている」と語っています
彼はオンとオフの使い分けを日々勉強し続けており、今回の優勝後もその姿勢はチーム全体の雰囲気を引き締める要素となっています
阪神タイガースの大山選手は、リーグ優勝後にもかかわらず気を緩めることなく、最後まで勝利を目指す姿勢を貫いています。このような姿勢がチーム全体に良い影響を与えていると感じます。
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