10月2日に予定されている最終戦を前に、村上選手は5回を投げてわずか1失点、これで通算13勝目を挙げ、勝率タイトルの条件をクリアした
彼は「去年はセ・リーグで一番多く負けたので、今年の勝率争いや最多勝争いに関われることがうれしい」と反骨心をみせ、自らの成長を誇った
村上選手はこの試合での先発投手としての役割を全うし、奪三振リーグでトップに立つ中、初回から連続して細川選手と上林選手を三振に抑えた
最終的に4つの三振を奪い、今季の三振数は136に達し、これにより2位の中日・高橋宏選手に5差をつける形となった
これは、奪三振のタイトル獲得に向けた重要なポイントとなる
試合中にはアクシデントもあった
3回には岡林選手の打球が右膝に直撃し、5回には代打・鵜飼選手のワンバウンド打球が右臀部に当たった
それでも村上選手は「2回も打たれるのはなかなかないので良い経験になった
そうした中でもしっかりと投げられた」と冷静に受け止め、逆境を乗り越えた
同日に行われた試合で、ハーラーダービートップのＤｅＮＡ・東選手も先発したが、勝利を得られずに14勝のまま
これにより、村上選手は最多勝争いにも1差に迫った
藤川監督はペナントレースの最終戦で村上選手の先発を示唆しており、監督の期待に応えるために全力を尽くす姿勢を見せている
「今、タイトルが取れそうなのは兵庫県出身の選手たち
防御率、最多安打、盗塁など全員が良い成績を残している
最多勝を取れるなら取って、兵庫県を代表する選手として頑張りたい」と村上選手は意気込みを語り、同郷の選手たちの奮闘も刺激になると強調した
郷土愛を力に変え、3冠の可能性を引き寄せるため最後の一勝を目指す
今回の試合で村上選手は、逆境を乗り越えながらも素晴らしい結果を収め、少しずつ3冠の可能性を高めています。彼の発言からは地元愛や仲間への思いが伝わってきて、非常に感動的でした。今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 奪三振とは？ 投手がバッターを三振にすること。誇り高い数字で、ピッチャーの実力を示す指標となる。
- ハーラーダービーとは？ あるシーズンにおいて、最も多くの勝利を挙げたピッチャーを決定するレースのこと。
- 反骨心とは？ 困難に立ち向かう強い意志や精神力のこと。特に困難な状況で強く立ち向かう姿勢を指す。
