試合は4-4の同点で迎えた七回、山本祐大捕手(27)が勝ち越しの右前打を放ち、勝利への道を開いた
試合を振り返ると、山本選手はお立ち台で「しびれましたね
バントのサインが出るなと思っていたら、出なかった
信頼してもらえているなと感じました
絶対打ってやろうと思った」と語った
試合のターニングポイントは、筒香選手が四球で出塁し、その後オースティン選手が左前打を放ったことで無死一、二塁の好機を作った場面だった
山本選手が中川選手の外角速球を右前打にし、チャンスを拡大させた際、その送球が右翼手・オコエ選手の悪送球を呼び、筒香選手が生還
三浦監督は「山本に任せた
よく打ってくれた」と、その活躍を称賛した
守備でも、七回には盗塁を刺し、九回には無死一、二塁の場面で送られたバントを三塁で封殺するなど、昨季ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞した実力を証明した
昨シーズンに26年ぶりの日本一に輝いたDeNAだが、山本選手は9月に受けた死球で右尺骨を骨折し、チームから離脱を余儀なくされた
「悔しかった」と振り返る山本選手は、今季の重要な場面でプレッシャーを感じながらも充実した表情を見せている
同学年の主将・牧選手は8月に手術を受けており、現在は2軍で調整中だが、山本選手は「早く帰ってこい」と激励したという
「去年は僕が戻ったときには日本シリーズまで行っていたので、今度は戻れる場所を作りたい」と、昨年の経験から得た思いを明かした
残り4試合で今季の勝ち越しが決定しているDeNAだが、27日の試合で引き分け以上の成績を収めれば、2位が確定する
クライマックスシリーズ開催を見据え、山本選手は昨季の思いを胸に、今後の試合に向けて燃え上がっている
今回の試合はDeNAが巨人に対して逆転勝利を収め、非常に重要な意味を持った試合でした。特に山本選手の活躍が目立ち、打撃だけでなく守備でもチームを支えました。彼の周囲には昨年の経験が影響していると感じましたし、チーム全体が次のクライマックスシリーズを見据えて意気込んでいる姿が印象的でした。試合後のインタビューでは、チームメートへの想いや自らの役割への意識が強く表れており、今後が楽しみです。
キーワード解説
- 逆転勝利とは?試合の流れが逆に変わって勝つことを指し、特に重要な局面での勝利を示します。
- 勝ち越しとは?シーズン中、勝ち試合の数が負け試合の数を上回ることを意味します。
- 外角速球とは?ピッチャーが投げる球が、打者に対して外側に速く飛ぶボールのことです。
- ベストナインとは?プロ野球で、その年の最も優れた選手に選ばれる称号を指します。
- ゴールデングラブ賞とは?守備の優れた選手に与えられる賞で、高い守備能力を評価されるものです。

