ヤクルトの大勢、球団新記録のホールドを達成し最優秀中継ぎ投手タイトルを獲得

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◆JERA セ・リーグ ヤクルト4―4巨人=延長12回=(28日・神宮) ヤクルトの大勢投手が、8回に登板し無失点で45ホールド(H)を記録し、12年の山口鉄也を抜いて球団新記録を樹立した

ホールドとは、投手が試合を勝利に導くために後続選手を抑えることで与えられるポイントで、特に中継ぎ投手にとっては重要な指標となる

大勢は、2試合を残して勝利数と合わせたホールドポイント(HP)を53とし、阪神の及川選手(52HP)を上回ることが確定したことにより、最優秀中継ぎ投手のタイトルを手に入れた

試合後、大勢は「シーズン中何度も言ってましたけど、本調子で投げている試合が例年より少なかったですが、野手の皆さんに守ってもらいながらホールドを稼いできたので、本当に感謝しています」と述べ、感謝の意を表明した

この試合では、4-4と同点の場面で8回に登板

先頭バッターの長岡選手に中前安打を許した後、犠打と村上選手への申告敬遠で一、二塁とピンチを背負ったが、オスナ選手を154キロで右飛に抑え、最後は内山選手を157キロで空振り三振に封じこめ、雄たけびをあげた

チームの順位は3位で確定したが、大勢は「まだ2試合残っていますし、しっかり準備して投げたいと思います」と意気込みを見せた

今回の大勢選手の活躍は、彼自身の成長とともにヤクルトチーム全体の士気を高める力にもなっています。シーズンを通じての投球が安定しなかった中での記録達成は、まさにチームのピンチを救う存在であることを印象付けました。残り試合に向けた準備に期待が寄せられます。
キーワード解説

  • ホールドとは?中継ぎ投手が試合中に状況を有利にするために登板し、相手チームに得点を与えないこと。好成績を残した投手に与えられる重要な指標です。
  • 中継ぎ投手とは?先発投手の後に登板し、試合の流れを変える役割を果たす投手のことです。試合の終盤での重要な場面で投げることが多いです。

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