巨人・田中将大と坂本勇人、現役続行の道のりに暗雲が立ち込める

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月28日のヤクルト戦での先発登板が予想されていた巨人の田中将大選手だが、蓋を開けてみると同日は登板せず、次に訪れる可能性が高いシーズン最終戦の中日戦を目指すことになった

一方で、田中選手と同級生の坂本勇人選手もまた、今年の結果がもたらす影響について頭を悩ませている

二人は現役続行の見通しではあるが、来年に向けての課題は山積している

巨人担当の記者は「田中選手は8月21日のヤクルト戦で今季2勝目を挙げ、日米通算200勝に王手をかけましたが、その後は勝つことができず、最後のチャンスに掛けることになりました

しかし、200勝を達成できなかった場合、現役続行は異常とも言える状況にある」と語る

シーズンの重要な局面に差し掛かっているにもかかわらず、阿部慎之助監督が田中選手に先発のチャンスを与え続けることがチームの士気を下げているとの批判も聞かれる

ある巨人OBは「田中選手の200勝達成を重視するのではなく、若手選手を起用して経験を積ませる方が重要ではなかったか」と疑問を投げかけ、「田中選手は特に立ち上がりや4回以降での投球において、体力不足が目立った」と分析している

一方、坂本選手も現役を続ける意向を示している

開幕スタメン入りを果たしたものの、4月15日に登録抹消されると、その後は一軍と二軍を行き来する日々を送る

最近では代打としてベンチ入りすることが多く、8月12日からはスタメンを外れている

しかし、坂本選手は今季の中日戦で同点打、広島戦での決勝犠牲フライ、阪神戦でのサヨナラ安打など、代打としての役割をしっかりと果たしている

打率も3割台を保っているところからも、その能力の高さが伺える

ただし、年俸が5億円という高額な契約であるため、チーム内で浮いている存在とも見られている

巨人としては、両選手の今後の活躍に期待しつつも、次世代の育成をどう行っていくかが大きな課題として浮上している

田中将大選手と坂本勇人選手、二人はそれぞれ難しい状況に直面している。特にチームの成績と共に自らの成績も問われる中、次世代選手の育成が求められていることは、巨人にとって大きな課題となっている。結果だけに焦点を当てるのではなく、チーム全体の未来を見据えた起用が重要だと感じさせられる。
キーワード解説

  • 日米通算200勝とは?:日本のプロ野球とメジャーリーグベースボールでの勝ち数を合計したもので、非常に難しい偉業とされている。
  • 代打とは?:試合中に他の選手と交代で打席に立つ選手のこと。他の選手が先発として出場している間、その選手の代わりに打つ役割を担う。
  • 体力不足とは?:身体の持久力やスタミナが不足している状態を指し、スポーツなどにおいては十分なパフォーマンスを発揮できないことを意味する。

SNSでもご購読できます。