楽天、阿部寿樹内野手との契約を解除 現役続行に意欲を示す

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楽天は29日、阿部寿樹内野手(35)との来季の選手契約を結ばないことを発表した

これに対し、阿部選手は現役を続けたい意向を表明しており、他チームでのプレーも視野に入れた今後の進路を考えているようだ

選手の経歴と実績

阿部選手は岩手県一関市出身で、東北に本拠地を置く楽天にとっては地元選手の一人である

彼は一関一高から明治大学を経て、2016年にドラフト6位で中日に入団

右打ちである彼は、広角に打ち分けられる技術とパンチ力のある打撃が特徴で、2020年には自己最多の13本塁打を記録した

また、内外野守備をこなすユーティリティプレーヤーとしても活躍している

楽天への移籍と今シーズンの成績

阿部選手は2022年11月に涌井秀章投手とのトレードにより楽天に移籍したが、今季は若手選手の台頭により出場機会が激減した

結果として、今季は43試合に出場して打率2割1分9厘、3本塁打、8打点と低迷した

それでも、5月には故郷で初めての公式戦となる西武戦(盛岡)で4番打者として出場し、1安打を記録した

この試合では「元気な姿を見せたい」との思いを持って臨んだ

今後の動向

楽天2軍は今季の最終カードをイースタン・リーグのオイシックス戦(新潟)で締めくくったが、阿部選手は遠征には参加せず、仙台市泉区の2軍施設でトレーニングを続けている

彼がどのチームでプレーすることになるのか、ファンからの注目が集まっている

阿部選手の契約解除は若手選手の成長を促進する一因とも考えられ、楽天にとって新たなチーム作りの重要な節目と言えるだろう。彼が他球団でどのような活躍を見せるか、今後の動向が楽しみである。
キーワード解説

  • ユーティリティープレーヤーとは?:内野や外野など、複数の守備位置をこなす選手のことを指します。
  • 打率とは?:選手が打席に立った回数に対して、安打を打った割合を示す数字です。
  • 本塁打とは?:打撃によってボールが外野を越えて飛び、選手が一周して得点することを指します。

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