オリックス・岸田監督、来季も指揮を執ることが決定

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オリックス・バファローズは29日、岸田護監督との来季監督契約を締結したことを発表した

岸田監督は、2019年に現役を引退した後、2020年からは2軍投手コーチとして選手育成に力を注いでおり、その実績から2022年に監督に就任した

岸田監督はオリックスの生え抜きとして初めての監督であり、また、球団の歴史をさかのぼると、前身である阪急時代から通算して投手出身での指揮官は梶本隆夫監督以来のことである

岸田監督の就任初年の成績

開幕戦は3月28日、京セラドーム大阪で行われた楽天戦で、チームの新人監督として79年の梶本以来の白星を飾った

さらに4月3日のロッテ戦では、2023年シーズン優勝を果たした時以来の首位タイに浮上

また、フランチャイズ制施行後の52年以降、開幕から敵地で8連勝を記録し、両リーグ最速での10勝到達を達成した

シーズンの波

しかし、5月11日のソフトバンク戦で敗れ、首位を日本ハムに譲ると、その後は2位と3位を行き来する状況に

7月には再び首位に浮上したものの、その後はソフトバンクと日本ハムに引き離され、3位から抜け出せない結果となった

最終結果と評価

9月15日の同じくソフトバンク戦に敗れたことで、2年連続の優勝を逃し、同月18日には3位以下が確定した

とはいえ、岸田監督は開幕から一度も勝率が5割を切ることなくチームを引っ張り、27日の楽天戦での勝利をもって、3位での2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決定させた

このように、岸田監督は昨年5位からの劇的な躍進を実現させ、その手腕が評価される形で来季の指揮を任されることとなった

岸田監督の続投が決まった理由は、昨年5位からのチームの驚異的な成長にある。また、新人監督として記録的な開幕を迎えたことも、ファンや声援を集める要因となったと考えられる。チームは今後、さらなる躍進を目指し、岸田監督の指導のもとで連携を強化し、プレーオフ進出が連続することが期待されている。
キーワード解説

  • 監督とは?:チームを率いる人物で、試合や選手の戦略、育成を管理し、勝利を目指す役割を持つ。
  • クライマックスシリーズとは?:プロ野球でのプレーオフ制度のことで、リーグの上位チームが進出し、優勝を争うトーナメント形式の試合が行われる。
  • フランチャイズ制とは?:野球チームが特定の地域に根ざすことを目的とし、その地域のファンへの愛着を育てる制度。

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