オリックス、育成と調整の“二刀流ローテ”を形成
オリックス・バファローズは、残り4試合を前に新たな試みとして「育成」と「調整」という二つの目的を持つローテーションを整えた特に注目されるのは、10月5日に行われる楽天との最終戦で、ドラフト3位指名の山口廉王投手（19歳、仙台育英）がプロ初登板を果たすことだ
山口選手は、ウエスタンリーグで9試合に登板し、2勝2敗、防御率2.83という好成績を収めており、これが彼のプロデビューの舞台となる
厚沢投手コーチは「1年間の努力が実を結んでいます
最後の試合で山口にチャンスを与えることができ、両親も観に来るので、地元・東北でのデビュー戦を成功させてほしい」とコメントしている
さらに、リーグ3位に入ったオリックスは、2年ぶりにクライマックスシリーズ（CS）進出を決めており、山口選手を未来のエース候補として位置付け、今後の試合での腕試しの機会を設けることとなった
一方、西武との対戦ではエスピノーザと曽谷が先発予定であり、ソフトバンク戦では佐藤がマウンドに上がる可能性が高い
楽天戦に備え、宮城、山下、九里、田嶋の投手陣がブルペンで待機している状況だ
クライマックスシリーズに向けて、先発陣の調整を図りながら、限られた試合を最大限に生かす構想を進めている
オリックス・バファローズの新たなローテーション戦略は、若い才能を育てる一方で、今季の最終戦へ向けた選手層の調整を狙ったものです。特に、山口選手のプロ初登板は期待される一方で、他の先発投手たちも新戦力の台頭を視野に入れた起用をされています。今後の試合でどのようなパフォーマンスを見せるかが楽しみです。
キーワード解説
- 育成とは？：選手が成長する過程を支え、試合経験を通じて技術や精神を磨くことを指します。
- 調整とは？：選手のコンディションを整え、パフォーマンスを最大限に引き出すための準備を行うことを意味します。
- クライマックスシリーズ（CS）とは？：プロ野球のプレーオフ制度で、各リーグの上位チームが対戦し、優勝を目指す大会のことを指します。
