9月5日に行われた日本ハム戦では、オリックスの岩嵜翔がその一端を見せつけた
この試合で、彼は2点リードの8回に投げる場面でピンチを迎えたものの、見事に3者連続三振を奪い、ピンチを切り抜けた
岩嵜翔の力強い投球
岩嵜は、この日、死球と右前打で無死一、三塁のピンチを背負っていたが、冷静さを保ちつつ戦略を練った彼自身が「気持ちで投げるタイプ」と語るように、彼の心の強さが投球に反映された
ピッチングの戦略
岩嵜はこの試合で3三振を奪ったが、それぞれの奪三振には彼の持ち味が凝縮されていたまず、第1打席の水谷瞬にはフォークを効果的に使い、全4球をフォークで攻めた
続く郡司裕也には直球とフォークを織り交ぜ、巧みに打ち取った
そして、清宮幸太郎には最速158キロの直球で追い込み、最後は155キロの高めのつり球で三振を奪った
捕手との連携
岩嵜の投球は、捕手との信頼関係によって成り立っていた彼は「健矢(若月健矢)がファウルの仕方を見て、高め直球でいけると思った」と語り、捕手との連携がピンチを救った瞬間であることを強調した
ベテランとしての役割
岩嵜は、5月末に金銭トレードで中日からオリックスに加入この時点で、彼はリーグ2位の16ホールドを記録するなど、ブルペン陣の信頼を寄せられている
さらに、8月7日には自己最速を更新する160キロを計測するなど、18年目の彼は全盛期とも言えるパフォーマンスを見せている
プロ野球でのピンチを切り抜けるためには、もちろん実力も必要ですが、心の強さや捕手とのコミュニケーションも大切です。岩嵜選手の投球は、そのバランスの良さが発揮された一例だと言えるでしょう。
キーワード解説
- フォークとは?
- 直球とは?
- ホールドとは?

