東京ドームで不思議な二塁打、特別ルールが波紋を呼ぶ

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◆JERA セ・リーグ 巨人―中日(2025年10月1日・東京ドーム) この日の試合では特異な出来事が発生した

巨人のバルドナード投手が6回に先頭打者で中日のボスラーを打ち取るも、ボールが東京ドームの天井に入り込んでしまった

ここで場内は一瞬騒然となり、何が起きたのか惑いの声が上がった

東京ドームでは特別ルールが定められており、屋根の穴や隙間にボールが消えた場合については明確な基準が設けられている

このルールによれば、フェア地域ならば打者と走者には2個の安全進塁権が与えられるが、ファウル地域の場合はファウルボールとして扱われる

つまり、ボールが消えた場合でも、その位置によって進塁に影響が出るのだ

東京ドームの特別グラウンドルール

ルール1:
打球がフェア地域の天井や懸垂物に当たった場合はボールインプレイとする

ルール2:
ファウル地域の天井に当たったり、穴に入った場合はボールデッドとなり、特定の進塁権が与えられる

過去の天井直撃打の記録

選手名 出来事
ブライアント 1990年 スピーカーに直撃し、史上初の認定本塁打

松井秀喜 2002年 天井の隙間に入る同球場初の珍事で二塁打に

大谷翔平 2016年 強化試合で打球が天井に吸い込まれ、二塁打に

岡本和真 2024年 天井に懸垂物が入って適時二塁打

このような天井による影響を受けた選手の一人である岡本和真は「一生にあるかないかの状況でした」と語り、試合の重要性と偶然性について印象を語った

今回の出来事はただの偶然ではなく、東京ドームの特別ルールが試合に影響を及ぼす重要な要因となったことを示しています。ボールが消える現象が起きると、選手だけでなく、観客もしばしば驚きを隠せません。こうしたルールが存在する背景には、野球というスポーツの多様性と、場内の独特な環境が反映されています。
キーワード解説

  • ボールデッドとは?
  • 安全進塁権とは?
  • 懸垂物とは?

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