原口は、レギュラーシーズン最終戦として行われたこの試合で、七回2死一塁の場面で代打として打席に立った
彼の名前がアナウンスされると、球場内には「原口!頑張れー!」という大歓声が響き渡り、ファンは名前入りのタオルや横断幕を掲げて、彼を応援した
原口はヤクルトの投手、清水と対峙し、初球には147キロのストレートを豪快にフルスイング
続く球も同じく147キロだったが、ファウルに
三球目の146キロ直球を打ち返したものの、結果的には中飛に終わったが、球場は大きな拍手に包まれ、「原口」の名を呼ぶ声が響いた
八回には、一塁の守備にも就いた
原口は今シーズンのほとんどを二軍で過ごし、9月下旬に球団に引退の意向を伝えた
彼は2009年度ドラフト6位で阪神に入団し、以降の16年間にわたるキャリアでは、度重なる怪我や育成落ち、大腸がんという病を克服してきた
プロ初安打は、16年の巨人戦にて達成
さらに、19年には大腸がんを公表し、リハビリを経て同年のロッテ戦では代打として適時二塁打を記録し、ヒーローインタビューも経験した
彼は「代打の神様」としてチームの頼れる存在であり続け、今回の最終戦でもその存在感を示した
原口選手の引退は、ファンやチームにとって大きな出来事であり、彼が持っていた存在感やキャリアがどう評価されるのか注目されます。奇跡的に復帰を果たした経験や、“代打の神様”としての役割は、新たな選手たちにも語り継がれるでしょう。
キーワード解説
- 代打とは?プロ野球において、先発野手の打席に立つべく交代で登場する選手のことを示します。
- リハビリとは?怪我や病気から回復するための治療や訓練のことを指します。
- ヒーローインタビューとは?試合の中で特に活躍した選手に対して行われるインタビューのことです。

