8回を投げ7安打3失点と奮闘したものの、打線の援護がなく完投負けを喫した
これにより、彼が目標としていた15勝には届かなかったものの、球団史上95、96年のグロス以来、日本人初の2年連続最多勝タイトルが確定した
伊藤は、11日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージではオリックスと対戦予定で、気持ちを切り替え優勝を目指す考えを示した
伊藤選手は試合後、「全然うれしくない」と感情を吐露
先制された原因を自身に挙げ、「負けるべくして負けた」と苦しい心境を明かした
4回に先制点を許し、8回の2死一塁の場面で高部選手に右翼線適時三塁打を浴びるなど、2失点を許してしまった
また、その裏に暴投をしてしまい、3点目を与えてしまった
これにより、シーズン終盤の防御率は2.52に下がり、「やりきれないシーズンだった」と自らを振り返った
昨季も最終戦に出場しながら15勝に届かなかった伊藤選手は、「毎年最終戦に投げているのに勝ち切れなかった」と悔しさを倍増させている
しかし、クライマックスシリーズに向けては、「勝つしかない」と前向きな姿勢を見せている
シーズンとは異なる戦い方が求められるCSで、日本一を目指しリスタートを図る構えを見せた
伊藤選手の悔しさが伝わってくる試合でしたが、2年連続で最多勝を達成したことは素晴らしい成果です。クライマックスシリーズでは、今までの疲れやプレッシャーを忘れ、新たな気持ちで挑戦する姿勢が印象的です。彼の次の試合での活躍が楽しみです。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?プロ野球のプレーオフとも言えるもので、各リーグの上位チームが日本選手権(日本一決定戦)を目指して戦います。
- 最多勝とは?シーズン中に最も多く勝利を挙げた投手に与えられるタイトルで、通常は防御率や奪三振数などの成績とともに評価されます。
- 防御率とは?投手が投げたイニングあたりに与えた自責点(失点のうち投手の責任による点)の割合を示す指標で、低いほど優れた成績とされます。

