日本ハム伊藤大海、2年連続最多勝の栄冠も悔しい完投負け

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<ロッテ3-0日本ハム>10月4日◇ZOZOマリンスタジアムにおいて、日本ハムの伊藤大海投手(28)がレギュラーシーズン最終戦に登板

8回を投げ7安打3失点と奮闘したものの、打線の援護がなく完投負けを喫した

これにより、彼が目標としていた15勝には届かなかったものの、球団史上95、96年のグロス以来、日本人初の2年連続最多勝タイトルが確定した

伊藤は、11日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージではオリックスと対戦予定で、気持ちを切り替え優勝を目指す考えを示した

伊藤選手は試合後、「全然うれしくない」と感情を吐露

先制された原因を自身に挙げ、「負けるべくして負けた」と苦しい心境を明かした

4回に先制点を許し、8回の2死一塁の場面で高部選手に右翼線適時三塁打を浴びるなど、2失点を許してしまった

また、その裏に暴投をしてしまい、3点目を与えてしまった

これにより、シーズン終盤の防御率は2.52に下がり、「やりきれないシーズンだった」と自らを振り返った

昨季も最終戦に出場しながら15勝に届かなかった伊藤選手は、「毎年最終戦に投げているのに勝ち切れなかった」と悔しさを倍増させている

しかし、クライマックスシリーズに向けては、「勝つしかない」と前向きな姿勢を見せている

シーズンとは異なる戦い方が求められるCSで、日本一を目指しリスタートを図る構えを見せた

伊藤選手の悔しさが伝わってくる試合でしたが、2年連続で最多勝を達成したことは素晴らしい成果です。クライマックスシリーズでは、今までの疲れやプレッシャーを忘れ、新たな気持ちで挑戦する姿勢が印象的です。彼の次の試合での活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?プロ野球のプレーオフとも言えるもので、各リーグの上位チームが日本選手権(日本一決定戦)を目指して戦います。
  • 最多勝とは?シーズン中に最も多く勝利を挙げた投手に与えられるタイトルで、通常は防御率や奪三振数などの成績とともに評価されます。
  • 防御率とは?投手が投げたイニングあたりに与えた自責点(失点のうち投手の責任による点)の割合を示す指標で、低いほど優れた成績とされます。

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