阪神の佐藤輝明が歴史的成績を収め、7冠に輝く
去る10月4日、プロ野球のセ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了し、各個人タイトルの受賞者が決定しました今年のセ・リーグは「打低投高」の傾向が顕著で、3割打者はわずか2人ですが、その中で特に目を引く成績を残したのが阪神の佐藤輝明選手です
26歳の佐藤選手はプロ5年目を迎え、シーズンの開始前から結果を残すことを誓い、見事に目覚ましい成長を遂げました
主な成績としては、本塁打(40)と打点(102)でリーグタイトルを獲得し、二塁打(34)、OPS(.924)、長打率(.579)、ISO(長打率から打率を抜いた指標/.302)、得点(83)でもリーグトップの数字を叩き出し、合計7冠に輝きました
昨シーズンの佐藤選手は、シーズン中に不振に悩み、ファーム降格を経験しましたが、今年はその状況が一変しました
藤川球児監督のもと、チーム内に「凡事徹底」の精神が根付いたことが、選手のパフォーマンス向上に大きく寄与したとされています
特に、守備の安定が打撃にも良い影響を与え、「1、2打席のミスに心が揺れなくなった」と振り返る佐藤選手の成長が見て取れます
この成長ぶりは、掛布雅之氏以来、阪神生え抜きの選手として年間40号超えを達成したことからも明らかです
前監督の岡田彰布氏が語った「誰もが認める4番像」にぴったりとハマった和製大砲の覚醒は、阪神の独走優勝の要因といえるでしょう
佐藤輝明選手のような成績は、選手にとって大きな自信となり、今後の活躍にも期待が高まります。藤川選手との連携も深まる中、今後のシーズンが楽しみになるでしょう。
キーワード解説
- OPSとは?打席に立つ選手の攻撃力を示す数値で、出塁率と長打率を足し合わせたものです。
- ISOとは?純粋なパワーを測る指標で、長打率から打率を引いたものです。これによってホームランや二塁打などの質を評価します。

