この試合は、11日に開幕するクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージを前にしたものであり、選手たちの調子を確認する重要な一戦となった
この試合では、泉口友汰内野手（26）がマルチ安打を記録し、リチャード内野手（26）が適時打を放つなど打撃陣の活躍が光った
特に3人の選手──泉口、岡本和真内野手（29）、リチャードが今後のDeNA戦での突破に向けた鍵を握る存在として期待されている
試合の初回、1死二塁の場面で泉口が右前打を放つと、続いて岡本が四球で出塁し、満塁のチャンスが生まれた
そして、リチャードが左翼線へ先制の2点二塁打を放つなど、チームとしての連携も見せつけた
リチャードは試合後に「変わらずに自分のことをやるだけです」と、CSファーストステージの突破を視野に入れ、意気込みを語った
ファーストステージで対戦するDeNAとの相性も良く、岡本は横浜スタジアムで今季打率・586、2本塁打を記録
泉口も打率・365、2本塁打をマークするなど、それぞれ好調を維持している
リチャードは打率は低いものの、DeNA戦では球団別で2番目に多い3本塁打を記録しており、彼らがつながれば、打線がさらに活気づくことが期待される
また、2年目の泉口は初めて規定打席に到達し、打率3割以上を記録
出塁率は・362となり、打撃の才能を証明している
彼は「3位で失うものはない」とポジティブな言葉を残し、CSへの意気込みを見せた
さらに、右脇腹のけがで出場選手登録を抹消されていた吉川が実戦復帰
初戦は四打数無安打ながら「思い切って振れたんで、そこはよかった」と前向きな感想を語っている
阿部監督もCSへの間に合う見込みを示した
今回の練習試合での巨人のパフォーマンスは、クライマックスシリーズに向けての期待感を高めるものでした。特に、泉口選手の打撃や好相性の選手たちが活躍したことは、チームにとって非常に重要です。これからの試合でこれらの選手の調子が維持されれば、日本一への道が開かれるかもしれません。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？ クライマックスシリーズは、プロ野球のポストシーズンプレーオフであり、リーグ優勝チームや他の上位チームが日本シリーズ出場を争う大会です。
- マルチ安打とは？ マルチ安打は、1試合で2本以上の安打を記録することを指し、選手の打撃好調を示す指標とされます。
- 出塁率とは？ 出塁率は、選手が打席で出塁（ヒット、フォアボールなどで出塁すること）する確率を示し、選手の攻撃能力を表す重要な指標です。
