この試合はDeNA対JFE東日本のもので、試合は平穏に進行していたが、蝦名選手が3回に先発投手の加藤選手からの投球をファウルにした際、思わぬ形で自身の左足に直撃し、痛みを堪えた様子で表情を歪めた
試合後、三浦大輔監督(51)は記者の取材に応じ、「公式戦ならあのまま出ていたが、練習試合で無理をさせるべきではない」とコメントし、選手の健康を最優先とする意向を示した
蝦名選手はその後、トレーナーによる治療を受け、しばらくしてから代打として神里選手が出場し、蝦名選手はベンチに下がることとなった
練習試合は特別ルールが設定されており、一度ベンチに下がった選手は再出場が可能だが、状況を考慮しての交代は賢明な判断と言える
また、蝦名選手は今季後半戦において1番打者として活躍し、リーグ戦では115試合に出場、打率2割8分4厘という成績を残し、8本塁打を記録するなど打線を牽引してきた
特に33試合連続で出塁した実績があり、11日から始まるクライマックスシリーズ(CS)においても主力選手として期待されていた
今回のアクシデントは、蝦名選手が公式戦に向けて調整を進める中で発生したものであり、チームにとっても痛手である。幸いにも大きな怪我ではない可能性が高いが、その影響が今後のクライマックスシリーズにどのように影響するかが気になるところだ。監督が選手の健康を優先した判断は、長期的な視点から見ると賢明だろう。
キーワード解説
- 自打球とは?:選手が自身のバットで自分の身体を打つことを指し、特にピッチャーに対して投球の際に自分のミスで打撃する行為です。
- 練習試合とは?:公式戦に先立って行われる試合で、選手の調整や戦略の確認を目的としています。成績は公式戦に影響しません。
- クライマックスシリーズとは?:プロ野球において、レギュラーシーズンの成績をもとに行われるリーグの playoffsであり、上位チームが優勝を競います。

