今シーズン、4月に支配下登録を果たした背番号77は、ポストシーズンで1軍に呼ばれることを強く意識し、「今年は支配下になって可能性はあると思うので、結果を出して呼ばれるようにしっかりと頑張ります」と意気込んだ
好調な打撃で存在感を発揮
この日、山本は「4番右翼」で先発出場し、初回の第1打席で松木原優太のチェンジアップを捉え、先制の右前適時打を放ったフェニックス・リーグでは、ここまで4試合で10打数4安打2打点という好成績を収めており、安定した打撃内容を維持している
1軍と2軍の厳しさ
山本は、4月12日に育成から支配下入りした後、7月15日のロッテ戦ではプロ初本塁打を記録しかし、1軍のハイレベルな投手相手には苦しむ場面も多く、今季は打率2割1分4厘にとどまっている
そんな中、8月中旬には出場選手登録を抹消され、再び1軍に昇格することが難しくなった
優勝の喜びと悔しさ
チームは9月27日に2年連続のリーグ優勝を果たし、喜びに包まれたしかし、山本は「優勝したのはうれしいが、自分もその場でみんなと喜びたかった」と悔しさをにじませた
育成選手時代には感じられなかった感情が、今回の経験を通じてグッとくるものとなった
課題克服に挑む山本
2軍に降格した際、小久保裕紀監督からは「2ストライクアプローチや内角球への対応」などの具体的な課題が与えられた山本はタイミングの取り方やバットの握り方を変え、課題克服に向けて全力で取り組んでいる
日々の練習を通じて手応えもつかみ始め、ポストシーズンへの思いを一層強めている
近藤健介が左脇腹痛でクライマックスシリーズ(CS)を欠場する見込みの中、外野の枠はあいている
山本は「代打でもスタートでも、試合の場に立ちたい」と語り、緊張感のある大舞台での活躍を心に描いている
引き続き、宮崎での好調を維持し、大舞台への切符をつかむことを目指す
この記事では、ソフトバンクホークスの山本恵大選手がポストシーズン出場に向けて意気込みを語り、練習や過去の経験から感じた悔しさについて触れています。彼の挑戦は、多くのファンにもエールを送るものであり、今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- ポストシーズンとは? ポストシーズンは、プロ野球のシーズンが終了した後に行われる特別な試合で、特に優勝を争う重要なトーナメントです。
- 支配下登録とは? 支配下登録は、選手がプロチームの正式なメンバーとして認められることを意味します。
- 育成選手とは? 育成選手は、プロ契約を結ぶ前にトレーニングを受ける選手で、将来の可能性を秘めた若手選手が対象です。
- クライマックスシリーズとは? クライマックスシリーズは、リーグ優勝を決めるためのプレーオフ形式の大会で、ファンにとっても非常に注目されるイベントです。

