プロ野球クライマックスシリーズ第1ステージ開幕、DeNAが巨人を迎え撃つ

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プロ野球は11日、セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージが開幕します

セリーグにおいては、レギュラーシーズン2位の横浜DeNAベイスターズが3位の読売ジャイアンツを横浜スタジアムで迎え撃つことになります

この勝者は、15日から行われる最終ステージに進出し、2年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神タイガースと甲子園で対戦します

昨年、クライマックスシリーズ最終ステージでDeNAは巨人を4勝3敗で下し、日本シリーズへ進出しました

今年もまた同じ顔合わせとなります

今季のレギュラーシーズンでの両チームの対戦成績はDeNAが9勝15敗1分けと、3年連続で巨人に負け越しています

しかし、打線が上向いた9月では3勝1敗という成績を残しており、苦手意識を克服しつつあると言えます

今回の第1ステージの突破には、巨人のエース・山崎伊織の攻略が非常に重要です

昨季は0勝3敗、今季も1勝4敗と彼の緩急自在の投球には苦しめられており、特に9月26日の対戦では3回までに4点を奪われてノックアウトされています

このため、相手がリズムを掴む前に打ち崩す戦略が求められます

さらに、最近の好材料として牧秀悟選手の復帰があります

彼は8月に左手親指の手術を受け、リハビリを経て今月6日に実戦復帰を果たしました

回復の懸念は残るものの、中軸打者としてだけでなく精神的支柱としてもチームにプラスの影響を与えることでしょう

三浦大輔監督は昨年、クライマックスシリーズから日本一を達成した実績がありますが、今季限りで退任が決まっています

そのため、このポストシーズンが最後の指揮となり、「昨年見たあの景色をもう一度、みなさんと一緒に見たい」との思いを語っています

一方、巨人はシーズン終盤にDeNAとの2位争いに敗れました

敗因は計算のできる先発投手が少なかったことです

阿部慎之助監督は「駒不足すぎる」と嘆いており、先発投手の山崎が11勝を挙げているものの、他の先発投手は今季安定した成績を残せていない状況です

野手では吉川尚輝が復帰する見込みで、打線の援護が期待されます

今年のクライマックスシリーズは、昨季の再戦となるDeNAと巨人の対決が注目されます。DeNAは巨人に対して厳しい戦績が続く中、打線の好調や選手の復帰を手に入れており、意地を示すチャンスとも捉えられます。一方、巨人は戦力の不足が否めず、特に先発投手の確保が課題です。両チームそれぞれの事情が絡み合う中での結果が大いに期待されます。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?プロ野球のポストシーズンにあたるシリーズで、各リーグで出場権を持つチームが激突し、優勝を争います。
  • カギは山崎伊織の攻略とは?彼は巨人のエースで、変則的な投球スタイルを持ち得意とする投手です。攻略が勝利のポイントとなります。
  • 三浦大輔監督の退任とは?今シーズン限りでDeNAの監督職を退くことが決まったため、ポストシーズンが彼にとっての最後の指揮となります。

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