埼玉西武ライオンズの平良海馬、最多セーブ賞を初受賞

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2025年10月5日、プロ野球パシフィック・リーグの全日程が終了し、埼玉西武ライオンズの平良海馬投手が最多セーブ投手のタイトルを獲得した

平良は31セーブをあげた杉山一樹(福岡ソフトバンクホークス)と同数のセーブで、共に受賞の栄誉に輝く形となった

これにより、平良は2020年に最優秀新人、2022年には最優秀中継ぎ投手に続き、個人賞を3度目の受賞を果たした

同選手の成長はファンの間でも高く評価されている

安定感と多彩な投球スタイル

今シーズンの平良選手は、160km/hの速球に加え、多彩な変化球を駆使して対戦相手を圧倒する姿が印象的だった

しかし、平良は「剛腕」と称される投球スタイルとは裏腹に、繊細な分析力と感性を持ち合わせている投手でもある

今井達也が称賛する平良の成長

平良選手の成長を、「先発の柱」として知られる今井達也投手が証言した

今井曰く、平良は自分が投げるスライダーを習得するための練習を重ね、試合でも即座に実践に移したという

逆に今井も平良のスライダーを試みたものの、うまくいかなかったとのことだ

平良は、自身のスライダーの習得を始めたのは一昨年からで、特に対左打者において空振りを増やすための努力を続けていると語った

ハイテク機器の活用による進化

平良選手は、今井選手のスライダーを分析するため、ホークアイのデータやラプソード、ハイスピードカメラなどのハイテク機器を駆使している

これにより、リリースや握り方、回転を詳細に確認し、実戦で試していくという反復的なプロセスを経て、スライダーの球質を安定させてきた

平良選手は、これまでとは異なるスライダーを習得するために、さまざまな角度や握りの技術を調整している

平良選手が最多セーブ賞を受賞したことは、プロ野球界において彼の成長を象徴する出来事です。特に、今井投手との相互学習による技術の向上や、最新技術を活用した分析が功を奏したことが際立っています。今後も彼の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • 最多セーブ賞とは?プロ野球において、シーズン中に最も多くのセーブを挙げた投手に贈られる賞です。セーブは、試合の終盤に登板し、勝利を守った投手に与えられる記録を指します。
  • 変化球とは?投手が投げるボールの中でも、バッターの打ちにくいように球の軌道を変えるボールです。スライダーやカーブが一般的な変化球とされています。
  • ハイテク機器とは?データ分析やトレーニングに使用される最新の技術機器のことです。プロのスポーツ選手がパフォーマンス向上に利用しています。

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