斎藤は、エスコンフィールドで詰めかけたファンの歓声の中で、自らの心臓の高鳴りを感じながらマウンドに立ち、「めちゃくちゃ緊張しました」と振り返った
この試合は、日本ハムが2-0でリードして迎えた9回で、斎藤は3番手として登板
初打者の西野を160キロの直球で一ゴロ、続く森は151キロのスプリットで再び一ゴロに仕留め、最後の杉本は148キロのスプリットで空振り三振を奪った
この見事な投球によって、斎藤はプロ入り7年目にして初めてのポストシーズンでのセーブを記録した
斎藤は、「ホッとしました
凄いところで野球をやっているなと」と感慨深げに語った
彼は阪神時代から速球派として名を馳せていたが、精神面において不安定な部分もあった
2022年にトレードで日本ハムに加入した際には、新庄監督から「メンタルがノミぐらいの心臓らしい」と冗談交じりにイジられることもあった
しかし、この日は新庄監督の支えがあったことが、彼の素晴らしい結果につながった
特に今季初のセーブを挙げた試合では、監督から「緊迫した試合を味わえるのはグラウンドに立っている選手だけ」という激励の言葉が、斎藤の心に響いたという
斎藤はその言葉を携帯で保存し、大切にしている
今後も彼の活躍が期待される
「このプレッシャーは限られた人しか経験できない
プロ野球選手として、本当に幸せを感じてマウンドに上がりました」と語る斎藤
これからのファイナルステージでのさらなる活躍が楽しみである
この試合は、日本ハムの斎藤選手にとって特別な一戦となりました。プロ7年目にして初のポストシーズンでのセーブを挙げることができただけでなく、緊張感を楽しむ姿勢が印象的です。今後の彼の成長に期待が高まります。
キーワード解説
- セーブとは?:試合の終盤に登板し、勝利を守る投手の役割を指します。先発投手がゲームをリードしていた状態で、最終的に試合を締めくくった場合に付与されることが多いです。
- スプリットとは?:スプリットフィンガーファストボールの略で、投球の一種です。ボールが投げられた後に急激に落ちる特徴があり、打者にとっては空振りしやすい球種です。
- ポストシーズンとは?:シーズンの終盤に行われる、プレーオフのことです。リーグチャンピオンや日本一を決めるためのトーナメント形式で行われます。

