元DeNA、楽天の櫻井周斗が台湾プロ野球にて新たな挑戦

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2025年10月12日、元横浜DeNAベイスターズおよび東北楽天ゴールデンイーグルスの投手、櫻井周斗選手が台湾プロ野球(CPBL)で新たな野球人生を歩み始めました

彼は高雄を本拠地とする台鋼ホークスに加入し、すでに8月17日に初登板を果たし、初勝利を挙げています

櫻井選手は、東京の日本大学三高から2017年のドラフトで5位指名を受け横浜DeNAに入団

プロ入りから5年目の2022年には左肘の手術を受け、その影響で育成契約に移行しました

翌2023年には支配下選手として復帰したものの、一軍登板はなく、12月に行われた現役ドラフトで楽天に移籍します

しかし、2024年シーズンでは8試合に登板するも再び戦力外通告を受けました

櫻井選手は現役続行を望み、台湾プロ野球の台鋼ホークスでの入団テストを受け、見事合格しました

「台湾野球に対するイメージはほとんどなかった」と語る彼は、昨年のプレミア12で台湾が世界一になったことや、日本人選手が多く活躍している点が入団の決め手となったと述べました

台鋼ホークスでの実際の経験として、彼は観客との距離の近さに驚いたといいます

日本ではファンが外野席から応援することが一般的ですが、台湾ではバックネット裏での応援が主で、選手たちはより直接的な声援を受けることができます

「その近さに初めはびっくりしました」と振り返っています

また、ピッチクロックや台湾特有の気候(高温多湿)にも適応する必要があり、それらを経験したことで調整能力も向上したと感じています

初勝利を挙げた際、櫻井選手は「台湾の選手たちは打球のスピードとスイングの速さが特徴で、投手としては非常に難しい」と自己分析しました

彼はこれからも新たな挑戦を続けていくことでしょう

櫻井周斗選手の新たな挑戦は、台湾プロ野球でのプレーを通じて彼自身の成長や適応力を示しています。観客との近い距離感や異なる野球文化に対する彼の柔軟な姿勢は、多くの選手にとってサンプルとなるでしょう。また、初勝利を台湾という新天地で挙げたことは、彼の今後のキャリアにとっても明るい展望を示しています。
キーワード解説

  • 台湾プロ野球とは?台湾プロ野球(CPBL)は、台湾国内で行われるプロ野球リーグで、多くのファンに支えられています。
  • ピッチクロックとは?ピッチクロックは、投手が投球を行うまでの時間を制限するもので、試合のスピードアップを目的としています。
  • 中継ぎ投手とは?中継ぎ投手は、先発投手が降板した後に試合を引き継ぐ投手のことを指し、試合の流れを変える重要な役割を担っています。

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