オリックスの岸田護監督は新米監督として全力で挑みつつも、連敗を喫しクライマックスシリーズ(以下、CS)での敗退を確定させた
今回はリーグ3位からの下剋上を目指していたが、叶うことは無かった
岸田監督は試合後、「ウチは3位
怖いもの知らずで乗り込んだ」と語ったが、リーグ2位の日本ハムとはレギュラーシーズンで9ゲーム差がついていた
「現状では力の差が少しあったのかもしれない」と悔しさをにじませた
第1戦では打線が沈黙し、完敗を喫したが、第2戦は意地を見せた
2回には杉本裕太郎選手が左中間に先制ソロを放ち、続く3回には紅林が3ランホームランを左翼席に叩き込む快打を見せた
これにより一時は勝ち越しに成功した
監督は投手としての経験を活かし、巧妙な継投策も試みた
先発の宮城が3イニングで3失点した後、4回から今季11勝を挙げた九里を登板させた
岸田監督は「宮城も万全ではなかったため、九里にも投げてもらう決断をした
九里は素晴らしい投球をしてくれた」と手応えを感じたようだ
結果的に、第8回に登板した救援投手・岩崎が逆転の2点適時打を打たれたものの、岸田監督は「投手も100球投げたら、狙い通りには投げられないこともある
本当の勝負どころで、選手たちは強い気持ちでプレーしてくれた」と選手を称えた
オリックスは、CSファーストステージでの敗退により、下克上の夢が破れました。岸田監督の手腕や選手の意地は見られたものの、相手の力に屈した印象は否めません。特に、先制点を奪うなどの攻撃があったものの、打線全体の連携や守備に課題が残ったようです。来シーズンに向けた課題が見えました。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは?クライマックスシリーズ(CS)は、日本のプロ野球におけるポストシーズンの一部分で、リーグ戦を通じて得た成績に基づいて、上位のチームが争うトーナメントです。
- 監督とは?監督はチームを指導する者で、戦略や選手起用、試合中の采配を行う重要な役割を持っています。
- 継投とは?継投は、試合中に1人の投手から別の投手に交代することを指し、投手の疲労度や打者との相性を考慮して行われます。

