甲斐拓也、巨人移籍初年度を振り返り「悔しい思いが強い」
巨人の甲斐拓也捕手が、FA移籍後の初年度を終えたチームは11日からクライマックスシリーズの第1ステージに進出するも、横浜DeNAベイスターズに連敗し、当シーズンの全日程を終了
「テレビで応援するだけだった
『悔しいな』という思いが胸に残る
自分もこの stage でプレーしたかった」と、落胆の表情を浮かべた
移籍後のケガが影響
甲斐は8月23日の試合で右手を負傷し、「右中指中手骨頭骨折」と診断され、8月25日に登録が抹消されたこの怪我は、彼にとってプロ入り以来初めての長期離脱を意味した
リハビリを進めたが、復帰は叶わなかった
経験豊富な選手としての重圧
松坂大輔選手同様、甲斐は高校から優れた実績を残し、ソフトバンクホークスでは10年間育成され、数々の栄光(4年連続日本一、プレミア12、オリンピック、WBC)を手にしてきたしかし、巨人に移籍したことで新たな環境に直面
「いろいろなことを学んだ1年だった
セ・リーグの特異な戦い方も改めて理解した」と言う
今季のパフォーマンス
今季、甲斐は68試合に出場し、堅実な守備と流動的な攻撃力でチームに貢献した投手陣とのコミュニケーションを意識し、難しいピッチャーとの連携にも試行錯誤を重ねた
甲斐は「『グラウンド上でのキャッチャーは監督』という言葉を大切にしている
お互いの理解を深めることが重要だ」と、成長を目指す姿勢を示した
シーズンを振り返る中で、甲斐は「来年こそは自分のスタイルを持ってプレーしたい
もちろん、改善すべき部分もあるので、オフの期間にしっかりと取り組んでいきたい」と決意を述べた
甲斐拓也選手の移籍初年度は、特に満足のいく結果とは言えなかった。しかし、怪我による離脱や新しい環境での学びは、今後のキャリアに大きな影響を与えるだろう。次のシーズンに向けた意気込みと悔しさが、彼の成長を促す原動力になるに違いない。
キーワード解説
- FA移籍とは?プロ野球選手が他のチームに自由に移籍できる制度のこと。
- クライマックスシリーズとは?プロ野球のプレーオフで、シーズンの上位チームが順位を争う大会。
- 中手骨折とは?手の指の骨の一部が折れた状態で、スポーツなどでよく見られるケガ。
- 投手とは?野球でボールを投げる役割を持つ選手。

