中日・上林誠知選手が走り方改革で全試合出場を目指す

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中日の上林誠知外野手(30)は、来季の全試合出場を狙い、新たに“走り方改革”に取り組むことを発表した

今季の成績は打率2割7分、17本塁打、27盗塁と、右アキレス腱断裂からの復活を果たし、復活2年目となる来季に向けて脚への負担軽減を目指した走法の研究に着手する

上林選手は、持ち前の打撃力を活かし、今季外野のレギュラーの一角をしっかりと確保した

その上で、さらに飛躍するために、自身の走り方を見直すことを決意した

「けがをしない体づくりというよりも、けがをしない体の使い方が正しい」と強調し、特に走り方に注目していると語った

上林選手が求める新しい走法は「足で地面をかくのではなく、地面との反発を生かして跳ねるような走り方」と説明

具体的には、腸腰筋やお尻の筋肉を意識して、「パンッ」と走るイメージを持っているという

また、競技は異なるものの、陸上選手の走り方を参考にし、砂の上では逆に足を掻く感覚を持つことに言及した

新たな走法の目的はハムストリングへの疲労蓄積を軽減することにあり、特に一塁への急走や盗塁、守備でのスプリントが必要とされる場面で効果を発揮する

上林選手は「小さな意識が長いシーズンでは大きな差になる」と述べ、自分に合った方法を模索していく意向を示した

また、今季は7年ぶりに規定打席に到達し、走攻守でチームの核として貢献

その一方で、「若い頃との大きな差は感じないが、年に2回ほどしんどい時期があった」とシーズンを振り返り、特に開幕から1カ月後の5月、そしてシーズン終盤の9月に疲労のピークを迎えていたことを明らかにした

上林選手が走り方改革に取り組む姿勢は、選手としての成長を示す良い例です。特に怪我を防ぐための努力が感じられ、彼の意識の高さが見て取れます。チームにとっても重要な選手であり、来季の活躍が期待されます。
キーワード解説

  • 走り方改革とは?:選手がより効率的で負担の少ない走行方法を模索する取り組みのことを指します。
  • アキレス腱とは?:足首を支える重要な腱のことで、断裂すると怪我のリスクが高まります。
  • ハムストリングとは?:太ももの裏側にある筋肉の群れで、走行や柔軟性に関与します。

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