8年ぶりの最下位に沈んだチームは、サブロー新監督のもとで次のシーズンに挑むことが決まった
サブロー氏はPL学園出身で、これまで数多くのプロ球団に影響を与えた監督出身者の1人である
近年、PL学園からは中日・立浪和義、西武・松井稼頭央、楽天・今江敏晃が監督として活躍しているが、彼らはいずれも就任後にチームの再建に失敗し、短期間で辞任している
立浪氏は球団史上初めての3年連続最下位を記録し、松井氏は就任1年目に5位、翌年には交流戦前にチームが低迷し休養を余儀なくされた
今江氏は昨季に球団史上初の交流戦優勝を果たしたが、シーズン4位で解任となった
サブロー新監督について、ロッテを取材し続けたライターは「PL学園は野球エリートのイメージがある中、サブローさんはその中で異なる道を歩んできたように思う」と意見を述べる
サブロー氏は、PL学園時代に松井や福留孝介と同じチームにいたが、彼らほどの身体能力は持っていなかったものの、「野球脳」が非常に高かったという
具体的には、勝つための打撃や守備、走塁の判断に優れ、試合中の状況判断力が際立っていた
サブロー氏は1994年のドラフトでロッテに指名され、長くチームの4番として活躍した
特に、バレンタイン元監督のもとでの活躍が記憶に残る
2005年にはリーグ優勝に貢献し、出場試合107試合で打率.313、14本塁打を記録した
デビュー時の注目度は他の選手に劣っていたが、彼はロッテの中心選手として22年間にわたり活躍を続けた
サブロー氏は、2011年にトレードで巨人に移籍するも、わずか半年後にロッテに復帰
この際には「ロッテ愛」とファンに応え、復帰時の会見で大きな話題となった
苦労した経験が監督としての指導にも役立つと、前出のライターは語る
ロッテの新監督にサブロー氏が就任し、チームは再建を目指すことになった。今年最下位に終わったロッテは、サブロー氏の豊富な経験と高い野球脳に期待を寄せている。PL学園出身の監督として、他の成功者たちの道をどのように切り開いていくかが注目される。
キーワード解説
- 新監督とは？ - チームの指導者として新たに就任した指導者のこと。
- PL学園とは？ - 野球の名門校として知られ、多くのプロ野球選手を輩出している学校。
- 野球脳とは？ - ゲームでの状況判断能力や戦略を考える力を指す言葉。
- トレードとは？ - 他のチームと選手を交換すること。
- FA権とは？ - フリーエージェント権の略で、選手が所属する球団を自由に選べる権利。
