広島・新井監督、フェニックス・リーグで若手選手を視察 – 新戦力候補に期待

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◇フェニックス・リーグ 広島9-2中日(2025年10月18日 天福) 広島・新井貴浩監督(48)が18日、みやざきフェニックス・リーグ中日戦(天福)を視察し、来季の新戦力候補の躍動に目を光らせた

投手では先発して4回2/3を2失点、8奪三振の2年目左腕・滝田一希投手(23)を「1軍で通用する」と高評価

野手では4出塁3得点の育成3年目・名原典彦外野手(25)を「スピードもあるし、面白い選手」と評価した

滝田投手のパフォーマンス

バックネット裏から鋭い視線を送った新井監督は、特に来季の新戦力候補として投打の若鯉2人に注目した

投手では「先発・滝田」だ

みやざきフェニックス・リーグ登板3試合目で初先発し、最速149キロを計測した直球を軸に3回まで7奪三振と力投

4回につかまり、4回2/3を2安打2失点だったが、指揮官はうなずいた

「良かったね

(回を重ねても)真っすぐの力は変わらない

投げている球は1軍で通用する球だと思う

彼の課題はゾーンで勝負できるか

そこも成長してきている」と語り、評価を寄せた

2年目の今季は、救援で7試合登板、防御率2.16を記録している

今秋はストライク先行でテンポのいい投球を心がけており、この日も序盤は危なげなかった

名原選手の活躍

続いて野手では「俊足・名原」が挙げられた

「名原いいね

スピードがある選手だし、スタートも切れる

今日もいい盗塁だった

体も大きくなっているし、精神的にも、育成選手でハングリーさもあって、面白い選手」と新井監督が称賛

22年育成1位入団の25歳は「2番・右翼」で先発し、第1打席と3回先頭でいずれも死球を受けながらも、果敢に二盗を成功させた

彼は6回先頭で仲地から右前打を放ち、最終的に4出塁3得点という素晴らしい成績を残した

フェニックス・リーグではチームトップの3盗塁を記録

昨オフにウエートトレーニングで肉体改造を行い、シーズン開幕までに10キロ増量した

左膝の大けがを乗り越え、支配下登録への道を切り開こうとアピールを続けている

若鯉の成長を期待する指揮官

3年目を迎え、名原は「再契約してもらえるようにアピールすることを第一に意識している」とコメント

その姿勢が、広島の若鯉たちの成長を支え、Bクラスからの巻き返しの原動力になることが期待される

選手プロフィール

選手名 年齢 出身地 ポジション 成績
滝田一希 23 北海道 投手 防御率2.16
名原典彦 25 広島県 外野手 打率.237、28盗塁
広島の新井監督が若手選手たちを視察したことから、来季に期待される新戦力の成長が伺えます。特に滝田投手と名原選手は、それぞれの持ち味を発揮し、チームの強化に貢献する可能性があります。選手たちの努力でBクラスからの再浮上が期待され、今後の活躍に注目です。
キーワード解説

  • フェニックス・リーグとは?野球選手の育成や評価を目的としたリーグで、若手選手たちが試合を通じて実力を発揮する場です。
  • 奪三振とは?投手がバッターを三振に仕留めることで、対戦相手に大きなダメージを与える重要なため、特に優れた投手に多く見られます。
  • 防御率とは?投手が1試合あたりに失点する平均を示す指標で、低ければ低いほど良い成績とされます。
  • ウエートトレーニングとは?筋力や体力を向上させるためのトレーニングで、選手のパフォーマンスを向上させるのに重要な役割を果たします。

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