投手では先発して4回2/3を2失点、8奪三振の2年目左腕・滝田一希投手(23)を「1軍で通用する」と高評価
野手では4出塁3得点の育成3年目・名原典彦外野手(25)を「スピードもあるし、面白い選手」と評価した
滝田投手のパフォーマンス
バックネット裏から鋭い視線を送った新井監督は、特に来季の新戦力候補として投打の若鯉2人に注目した投手では「先発・滝田」だ
みやざきフェニックス・リーグ登板3試合目で初先発し、最速149キロを計測した直球を軸に3回まで7奪三振と力投
4回につかまり、4回2/3を2安打2失点だったが、指揮官はうなずいた
「良かったね
(回を重ねても)真っすぐの力は変わらない
投げている球は1軍で通用する球だと思う
彼の課題はゾーンで勝負できるか
そこも成長してきている」と語り、評価を寄せた
2年目の今季は、救援で7試合登板、防御率2.16を記録している
今秋はストライク先行でテンポのいい投球を心がけており、この日も序盤は危なげなかった
名原選手の活躍
続いて野手では「俊足・名原」が挙げられた「名原いいね
スピードがある選手だし、スタートも切れる
今日もいい盗塁だった
体も大きくなっているし、精神的にも、育成選手でハングリーさもあって、面白い選手」と新井監督が称賛
22年育成1位入団の25歳は「2番・右翼」で先発し、第1打席と3回先頭でいずれも死球を受けながらも、果敢に二盗を成功させた
彼は6回先頭で仲地から右前打を放ち、最終的に4出塁3得点という素晴らしい成績を残した
フェニックス・リーグではチームトップの3盗塁を記録
昨オフにウエートトレーニングで肉体改造を行い、シーズン開幕までに10キロ増量した
左膝の大けがを乗り越え、支配下登録への道を切り開こうとアピールを続けている
若鯉の成長を期待する指揮官
3年目を迎え、名原は「再契約してもらえるようにアピールすることを第一に意識している」とコメントその姿勢が、広島の若鯉たちの成長を支え、Bクラスからの巻き返しの原動力になることが期待される
選手プロフィール
| 選手名 | 年齢 | 出身地 | ポジション | 成績 |
|---|---|---|---|---|
| 滝田一希 | 23 | 北海道 | 投手 | 防御率2.16 |
| 名原典彦 | 25 | 広島県 | 外野手 | 打率.237、28盗塁 |
キーワード解説
- フェニックス・リーグとは?野球選手の育成や評価を目的としたリーグで、若手選手たちが試合を通じて実力を発揮する場です。
- 奪三振とは?投手がバッターを三振に仕留めることで、対戦相手に大きなダメージを与える重要なため、特に優れた投手に多く見られます。
- 防御率とは?投手が1試合あたりに失点する平均を示す指標で、低ければ低いほど良い成績とされます。
- ウエートトレーニングとは?筋力や体力を向上させるためのトレーニングで、選手のパフォーマンスを向上させるのに重要な役割を果たします。

