阪神タイガース、CSファイナルで中継ぎ投手が抜群の活躍

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 阪神タイガースが、DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで、優れたリリーフ投手陣の活躍を見せている

特に及川雅貴投手(24)と石井大智投手(28)のコンビは、試合の重要な場面で見事なパフォーマンスを発揮し、3連勝に貢献した

ポストシーズン特有の緊張感の中での投球

 15日の初戦では、及川が6回から登板し、1回2/3を無失点に抑えた

さらに、石井も続いて1回1/3を無失点に封じ、試合を支えた

ポストシーズンでは試合状況が変わりやすく、特に中継ぎ投手は「イニングまたぎ」と呼ばれる、前のイニングからそのまま続けて投げることが求められる

これは通常のレギュラーシーズンとは異なる状況であり、投手には高い集中力と適応力が必要だ

流れを変えるリリーフ投手の役割

 及川は、通常シーズンでは7回以降の登板が多かったが、早い段階での起用に備え、心理的な準備を整えていた

彼は、これまでの経験を活かし、マウンド上では「別人になったつもりで臨む」という考えを持っている

これに対し、石井も同様に、他の先発投手の状況を観察しながら、早めの準備を心掛けている

攻防を支えた両投手の連投

 第2戦においても、石井が同点の9回に登板し、状況を把握した上で投げる準備をしていた

また、3戦目では、4点リードの8回に2死満塁で登板し、シーズンで1度しか経験のない3連投を果たす

投手陣の安定性は、チームの信頼感につながっている

日本シリーズに向けての準備
 25日から始まる日本シリーズでも、及川と石井にはイニングまたぎや連投の可能性がある

彼らは「気持ちの準備とケア」を重視し、互いにサポートし合いながら最高のパフォーマンスをもっときたいと意気込んでいる

今回の阪神タイガースのリリーフ陣の活躍は、ポストシーズンにおける特有の緊張感の中で、投手たちがどのように心理的準備を整え、状況に応じて最良のパフォーマンスを発揮するかを示しています。特に若い選手が冷静に自分の役割を理解し、適応する姿勢は、今後の日本シリーズに向けて大いに期待されるでしょう。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズ(CS)とは?:日本のプロ野球において、各リーグの上位チームが争うプレーオフのことで、最終的に日本シリーズへの出場権を争う重要な試合です。
  • イニングまたぎとは?:リリーフ投手が一度登板した後、複数のイニングにわたって投げ続けることを指します。この状況では投手の精神的な切換えや体力の管理が求められます。
  • 無失点とは?:投手が登板した際に、相手チームに得点を与えないことを意味します。特に重要な場面で無失点で抑えることは投手の評価を高めます。

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