10年目の今季はオープン戦での打率が3割7分5厘、5打点という優れた成績を残し、開幕1軍を勝ち取りましたが、右肘の痛みが影響し、4月18日に登録抹消となりました
治療のために受けた『右肘関節鏡視下遊離体摘出術』は、少し難しい手術で、右肘の関節内にある遊離体を取り除くもので、通常は2か月の回復期間が必要ですが、オコエは驚異的な回復を遂げ、実に1か月を待たずして5月20日に実戦復帰を果たしました
復帰後のオコエは、シーズン後半には代打や代走、守備固めなど重要な役割を果たしました
結果として、キャリアにおいて2番目に多い61試合に出場し、打率は2割4分6厘、5打点を記録しました
オコエは「オープン戦で手応えがあっただけに、ケガがなければという思いもある
メンタル的にもフィジカル的にもタフな1年だった」とシーズンを振り返りました
特にクライマックスシリーズ第1ステージのDeNA戦では、2戦目の9回に代走として登場し、延長11回には貴重な四球を選ぶなど、チームに貢献した場面もありましたが、チームは逆転負けを喫し敗退
自身の成績に関しては、「自分の力不足だなと
シーズンの結果で圧倒しないと出続けることはできない
細かいところもしっかり詰めていきたい
秋季練習と自主トレでのさらなるレベルアップを誓った」と意気込みを語っています
オコエ瑠偉選手のシーズン後半の活躍は、傷が癒えた後のモチベーションの高さを示しています。彼の回復力とチームへの貢献は、来季に向けた楽しみを大いに盛り上げています。特に、クライマックスシリーズでのプレーは、彼が今後もチームの中心選手として期待される理由になるでしょう。
キーワード解説
- 関節鏡視下遊離体摘出術とは？：関節内にある遊離体をカメラを使って取り除く手術で、痛みや障害の軽減を目的としています。
- 打率とは？：選手が試合でヒットを打つ確率を示す指標で、高ければ高いほど打撃の力量が高いと評価されます。
- 代走とは？：試合中に選手が走塁のために交代すること。スピードが求められる役割です。
