西武、今秋ドラフトで明大・小島大河捕手を1位指名に決定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
埼玉西武ライオンズは21日、2025年の秋季ドラフトにおいて、明治大学の捕手である小島大河選手(4年、東海大学付属相模高出身)を1位指名することを発表した

この決定は、チームの捕手事情を考慮した上で行われたものである

小島選手は高校時代に内野手としても活躍したが、今回の指名は捕手としての能力を重視したものである

広池浩司球団本部長(52)は、「捕手としての指名です」と明言した

これにより、チームは捕手陣の強化を図る方針を明確にした

今季は大卒4年目の古賀悠斗選手(26)が112試合に出場し、正捕手としての役割を果たしたが、他球団と比較しても必ずしも高い成績を収めていたわけではない

また、古賀選手の競争相手には、現役最年長捕手の炭谷銀仁朗選手(38)がおり、彼も経験豊富ながら、全盛期のパフォーマンスが維持できない状況にある

さらに、新しく1軍に昇格した牧野翔矢選手(24)はスタメンとしての期待がかかるものの、安定した成績を残すことができず、7月には2軍に降格した

また、かつてチームの中心選手だった森友哉選手が昨年オフにFAでチームを去った影響も大きい

これにより、捕手の支配下選手はわずか6人しかおらず、コンディション不良も相まって、1軍から3軍の利用に苦慮している

西口文也監督(53)も、捕手陣の不足を認識しており、「絶対的な人数が不足している」と指摘している

また、左打者に関する問題もあり、今季本塁打を記録した左打者は西川愛也選手(26)と山村崇嘉選手(23)のみとなっている

広池本部長は、小島選手を無事に獲得できた場合、古賀選手や他の捕手との競争を期待しているかという質問に対し、「はい、その通りです」と即答

また、古賀選手も秋季練習中に新人選手の補強の可能性について認識しており、「ここからは(レギュラーを)つかみにいかないと」と来季への決意を示した

今秋ドラフトにおいて、西武ライオンズが1位指名として明大の小島大河捕手を選んだことは、彼らの捕手陣にとって重要な変更を示唆しています。チームとして捕手の強化を見越しての動きであり、期待される競争がどのように展開されるか注目です。
キーワード解説

  • 捕手とは?:捕手は野球のポジションの一つで、投手の投げたボールを受ける役割を持つ選手です。守備だけでなく、リーダーシップを求められる重要なポジションです。
  • ドラフトとは?:ドラフトは、日本プロ野球で選手を獲得するための制度であり、各チームが選手を指名してその選手の権利を獲得します。
  • FA(フリーエージェント)とは?:FAは、選手が契約を行わず他のチームと自由に契約できる制度です。選手にとって自分の条件を選択できるメリットがあります。
  • 支配下選手とは?:支配下選手は、プロ野球チームに正式に所属し、試合に出場する権利を持つ選手のことを指します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。