プロ野球ドラフト会議が開催、過去の逆転劇に注目

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<プロ野球ドラフト会議>◇23日 プロ野球ドラフト会議が23日に開催された

今年も多くの注目選手が名を連ね、1位指名を巡る熱い戦いが繰り広げられた

抽選の緊張感と戦略

ドラフト会議では、抽選が行われる場合、各球団は1位指名権を得るために運を試される

1位指名では複数球団が同じ選手を指名した場合、抽選(ちゅうせん)によって選ばれた球団がその選手を獲得できるため、緊張感が高まる

残り物に福

数学的には、くじの順番がどのようであっても、各球団が当たる確率は同じである

しかし、「残り物に福」の言葉通り、抽選で最後に引いたくじで有望選手を獲得した成功事例も存在する

過去の成功事例

過去には、89年に新日鉄堺から指名された野茂英雄が8球団目に引いたくじで近鉄に入団

92年には松井秀喜が4球団目に巨人へ、さらに伊藤智仁が3球団目にヤクルトへ指名されるなど、運命の瞬間が訪れることがある

近年のドラフトの動向
近年でも07年の高校生ドラフトで中田翔が4球団目の日本ハムに、10年の大石達也が6球団目の西武を勝ち取るなど、抽選の結果が選手のキャリアを大きく変える瞬間を生んでいる

選手名 指名された球団 くじを引いた球団
1989 野茂英雄 近鉄 8球団目
1992 松井秀喜 巨人 4球団目
1992 伊藤智仁 ヤクルト 3球団目
2007 中田翔 日本ハム 4球団目
2010 大石達也 西武 6球団目
プロ野球ドラフト会議の抽選が毎年注目を集める理由は、運の要素が強いからだ。特に「残り物に福」という言葉通り、最後のくじ引きで指名される選手が成功をおさめたケースも少なくない。これにより、くじの順番だけではなく、戦略や運も重要視されるのだ。
キーワード解説

  • ドラフトとは?プロ野球の選手選考制度で、各球団が新卒選手を指名するイベント。
  • 抽選とは?複数の球団が同じ選手を指名した際に、運により選ばれた球団がその選手を獲得する方法。
  • 残り物に福とは?抽選などで「最後に残った選択肢が意外に良い結果をもたらす」ことを示す言葉。

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