選手の運命が変わった瞬間
プロ野球、千葉ロッテの守護神・益田直也選手が通算250セーブにあと2セーブというところで、8月に上半身のコンディション不良を理由に登録抹消され、シーズンを棒に振ることとなりましたしかし、それだけでは終わりませんでした
9月下旬に、彼が度重なる救援失敗の腹いせにロッカールームで暴れ、その結果左手を骨折したことが発覚しました
このような一時的な怒りが、名球会入りの夢を奪う結果となったのです
歴史に学ぶ情熱と怒り
過去にも、自制心を失い八つ当たりした結果として怪我を負った選手は少なくありませんその一例として、1989年に来日した阪神の助っ人・フィルダー選手が挙げられます
フィルダー選手は、本塁打王に近い状況でしたが、試合中の空振り三振に悔しさを抱き、バットを叩きつけたところ、そのバットが跳ね返り、右手小指を骨折するという痛恨の事態に陥りました
結局、彼はシーズンの残り24試合を棒に振り、代わりにパリッシュ選手が本塁打王に輝く結果となったのです
クーラーボックスとの因縁
また、西武の豊田清選手も同様の経験を持っています2003年9月24日、残りの試合でパ・リーグ新記録を達成する寸前に、カウント2-2から振り逃げを許し、それをきっかけに同点にされました
感情が昂った末、彼はベンチに設置されたクーラーボックスを殴ってしまい、怪我を負うことで記録更新は幻に終わりました
この記事は、プロ野球選手が感情に任せて行動した結果、どのように運命が変わるのかを示しています。益田選手の冷静さを欠いた行動が彼のキャリアに与えた影響は大きく、過去の選手たちの事例と合わせて、感情をコントロールすることの重要性を再認識させるものです。
キーワード解説
- セーブとは?:試合の終盤に登場し、リードを守ることで記録される重要な投手の役割を指します。
- 本塁打王とは?:シーズン中に最も多くの本塁打を打った選手に与えられる称号です。
- 振り逃げとは?:三振の際にボールが捕手に捕まらず、バッターが一塁に走ることができるプレイを指します。

