選考委員会は2025年10月27日に開催され、全会一致で彼の受賞が決定されました
この栄誉は、北海道出身の選手としては初めてであり、同球団にとっては2007年のダルビッシュ有以来、18年ぶりの受賞となります
この賞は、プロ野球で優れた成績を残した投手に贈られるもので、正式名称は「沢村栄治賞」です
故・沢村栄治氏の功績を称えて1947年に設立されました
選考基準として、完投数や投球回数、勝率、奪三振などの複数の項目が定められています
伊藤選手は今シーズン、27試合に先発し、14勝を挙げるとともに、195奪三振で最多奪三振のタイトルも獲得しました
また、実際の投球回は196回2/3で、完投数は6試合に達しました
これにより、他の候補者に対し大きな差をつけての受賞となりました
新庄剛志監督が掲げた「完投至上主義」が、伊藤選手の成績向上にもつながったと考えられます
監督は「新しいマウンドに立ったら最後まで投げることがプロ野球の戻ってほしい」と話しており、チーム全体としても完投数が進んでいます
今季の日本ハムは完投数で12球団1位を誇ります
今後、伊藤選手は2025年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や、同年11月15、16日の侍ジャパン強化試合にも出場するとしています
伊藤選手は「さらなる高みに到達するために日々のトレーニングに励んでいきたい」と、次の目標に向けた意気込みを述べました
選考委員会では、昨年のように該当者がいなかった状況から、今年は全会一致で伊藤選手の受賞が決まったことが特筆されます
来シーズンからは、基準に変更が加えられることも発表されました
伊藤大海選手の沢村賞受賞は、彼の努力やチームの方針が反映された象徴的な瞬間と言えます。新庄監督の方針が実を結び、今後の日本ハムや伊藤選手の成長が期待されます。記録としてだけでなく、今後の彼の目標達成にも繋がる重要な出来事です。
キーワード解説
- 沢村賞とは?プロ野球で優れた成績を収めた投手に贈られる賞で、故・沢村栄治氏の功績を称えて制定されたものです。
- 奪三振とは?投手が打者を三振に打ち取ることを指し、投手の能力を測る重要な指標の一つです。
- 完投とは?投手が試合を最後まで投げ切ることを意味し、試合の重要な成果を示すものです。

