オリックス、ドラフトで健大高崎の佐藤龍月投手を指名

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2025年10月27日、プロ野球ドラフト会議が行われ、オリックス・バファローズは群馬県の健大高崎高校から佐藤龍月(りゅうが)投手を3位で指名しました

この日、佐藤投手は母校でオリックスのスカウトから指名のあいさつを受け、「期待に応えられるように精いっぱい頑張りたい」と意気込みを語りました

佐藤投手は、2024年の第96回選抜大会においてエースとして活躍し、同校は群馬県勢初の選抜優勝を達成しました

しかし、その後の夏の甲子園大会を控え、左ひじにケガが発覚し、メンバーから外れることに

彼は、内側側副靱帯(じんたい)の再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受け、その後、今年夏の群馬大会から復帰

甲子園でも登板を果たしました

オリックスの担当スカウト、岡崎大輔さんは佐藤投手の能力を高く評価しており、「スライダーもチェンジアップも高校生トップクラスのボールを投げている

プロで活躍できる素質がある」と述べました

また、トミー・ジョン手術を受けた経験が彼の精神力を示すものであると強調し、「奇跡に近いこと」と称賛しました

球団もトミー・ジョン手術の経験がある選手が多く在籍しており、佐藤投手には「サポートは全力で行うので、自信を持ってリハビリに取り組んでほしい」と激励しています

入団後、彼はオリックスのエース、宮城大弥(ひろや)投手を目標に挙げ、「球界を代表する投手になりたい」と意気込む姿勢が見受けられました

特筆すべきは、今回のドラフトで同校から2人目の指名が初めてであったこと

佐藤投手は川崎市出身であり、小学6年の時には読売ジャイアンツジュニアに選ばれ、中学時代には東京城南ボーイズに所属し、実力を高めてきました

このような背景を持つ佐藤投手のプロ入団に、大きな期待が寄せられています

オリックス・バファローズがドラフトで健大高崎の佐藤龍月投手を指名したことは、彼の実力や潜在能力、並びにトミー・ジョン手術を乗り越えた強い意志を評価した結果だと考えられます。多くの希望と期待を背負って入団する彼がプロの舞台でどのように活躍していくのか、今後の成長が非常に楽しみです。
キーワード解説

  • トミー・ジョン手術とは?:肘の靱帯が切れたり、損傷したりした場合に行う手術で、投手に特に多い手術です。リハビリが非常に大変ですが、成功すれば選手が復帰する可能性が高まります。
  • スライダーとは?:弾道を曲げて落とすことができる変化球の一種。投手が相手打者を打ち取るために使用します。
  • チェンジアップとは?:速球に近いフォームで投げるが、速度を落とした球で、打者を惑わせるためのピッチング技術の一つです。

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