ソフトバンク、阪神を撃破し日本一に王手をかける

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プロ野球の「SMBC日本シリーズ2025」は29日、甲子園球場で第4戦が行われ、ソフトバンクが阪神を3―2で振り切り、3連勝を収めた

これにより、通算3勝1敗で5年ぶりの日本一に王手をかけた

次戦は10月30日、同じく甲子園球場で行われる予定で、阪神は大竹、ソフトバンクは有原が先発する

日本シリーズ第4戦の詳細

ソフトバンクは、第4戦で二回に山川がソロホームランを放ち先制

着実に点を積み重ね、五回には柳町の犠牲フライ、六回には代打近藤がそれぞれ得点を加えた

ソフトバンクの先発投手大津は5回を無失点に抑えた

一方、阪神は八回に佐藤輝の適時打で1点を返したが、逆転には至らなかった

監督の攻めの采配

六回の攻撃でソフトバンクが2点リードの状況で、大津の打順が回ってきた際、小久保監督は続投か代打起用かで迷った

「もっと点を取るために攻めよう」と判断し、近藤を代打に起用

彼は期待に応え、速球を鮮やかに右前へ打ち返し、追加点をもたらした

継投策とリリーフ陣の活躍

ソフトバンクの継投策も効果的だった

追加点を取った直後、六回には普段は七回を担当する藤井を前倒しで投入し、無失点に抑えた

七回はヘルナンデスが三者凡退、八回の松本裕も2点を失うもリードを守り、九回は杉山が試合を締めた

監督の柔軟な采配
小久保監督は「型にはまらない」スタイルを採用

近藤の代打起用や勝ちパターンの継投に加え、この日の先発はローテーションの柱である大関の代わりに、今季13勝を挙げた大津を起用

この選手起用が功を奏し、彼は日本シリーズ初登板で勝利を収めた

次戦でもエース有原を先発に立て、小久保監督は「もちろん、決めるつもりで」と強い意気込みを示している

昨季はここでの敗北を経験しているが、今季はそのリベンジを果たすべく全力を尽くす意向だ

今回の試合ではソフトバンクの監督、小久保の大胆な采配が際立った。特に代打近藤の投入はゲームの流れを変える重要な決断であった。これにより、チームは日本一に王手をかけることができ、次戦への期待も高まる。阪神も粘り強く追い上げたが、ソフトバンクの攻撃が勝利に繋がった。
キーワード解説

  • SMBC日本シリーズとは?日本のプロ野球界で行われる最高峰のリーグ戦で、シーズンの最後に行われる試合です。
  • 代打とは?試合中にあらかじめ決められた選手から交代して打席に立つことを指します。
  • 適時打とは?得点に繋がるヒットのことを指し、試合の流れを変える重要な打撃です。
  • 継投とは?先発投手が投球を終えた後にリリーフ投手を投入する戦術のことです。

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