ソフトバンク・山川穂高が日本シリーズMVPを初受賞、苦難を乗り越えた栄光の軌跡
＜日本シリーズ：阪神2－3ソフトバンク＞◇第5戦◇30日◇甲子園で行われた日本シリーズにおいて、ソフトバンクの山川穂高内野手（33）が見事に日本シリーズMVPを初受賞しました彼の成績は打率3割8分5厘、3本塁打、7打点というもので、特に第2戦から第4戦ではシリーズタイ記録の3試合連続本塁打を達成し、チームの勝利に大きく貢献しました
山川選手は「いい状態で打席に入れたので、いい結果が出たと思います」と振り返りました
今季の山川選手は、第4番打者としての位置から外れ、さらには2軍落ちの屈辱を味わうなど苦しいシーズンを送りました
彼はレギュラーシーズン中、23本塁打、62打点という成績を収める一方で、打率は2割2分6厘、得点圏打率はわずか1割7分6厘と、不振に喘ぎました
打撃不振の要因として、開幕後に負った左足首の痛みが影響していたことを明かしています
「万全だったら打ててたかもしれないが、仕方がない」と語った彼は、シーズン中には怪我の治療のために注射も受けていました
試合前の厳しい練習や準備に取り組んでいたこともあり、周囲の批判には目を向けず「不振」について気にすることはなかったと語ります
「プロである以上、結果で雑音をかき消すしかない」と話す山川選手は、この苦悩を乗り越え、頂上決戦では存在感を示しました
日本一のタイトルは彼にとって野球人生初の栄冠であり、復活を遂げたスラッガーの表情には充実感がにじんでいます
日本シリーズのMVP査定では5戦の試合を通して、V打を2度決めた山川選手が栄えあるMVPに輝きました
試合のハイライト
| 選手名 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|
| 山川穂高 | 3割8分5厘 | 3 | 7 |
| 柳田悠岐 | 不明 | 0 | 0 |
| 野村勇 | 不明 | 0 | 0 |
キーワード解説
- 日本シリーズとは？日本シリーズはプロ野球の日本一を決めるための試合で、セントラルリーグとパシフィックリーグのチャンピオンチームが対戦します。
- MVPとは？MVPは「Most Valuable Player」の略で、その大会やシーズンで最も活躍した選手に贈られる称号です。
- 本塁打とは？本塁打はバッターが打球をフェンスを越えさせることで、ランナーがホームベースに戻って得点することができる出来事を指します。
- 得点圏打率とは？得点圏打率は、塁上に得点圏となるランナーがいる時の打者の打率を示すもので、得点に貢献する能力を測る指標です。
