ソフトバンク、5年ぶりの日本一!延長戦を制し阪神を下す

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11月30日、甲子園球場で行われたプロ野球「SMBC日本シリーズ2025」の第5戦で、福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースに3-2で勝利し、通算4勝1敗で日本一の座を奪回した

これにより、前身の南海ホークスやダイエーを合わせて12度目の日本一を達成した

シリーズの最優秀選手(MVP)にはソフトバンクの山川穂高選手が選ばれた

試合のハイライト

この試合でソフトバンクは逆転勝ちを収めた

8回には柳田悠岐選手が同点となる2ランホームランを放ち、延長11回には野村大樹選手が勝ち越しのソロホームランを打った

9回から登板したリリーフ陣では杉山直輝選手が2回無失点の好投を見せ、松本裕樹選手が試合を締めた

対する阪神は佐藤輝明選手の2点適時打で先制するも、救援投手が試合を持ちこたえられなかった

逆転劇の舞台裏

試合は劇的な展開を迎えた

2点を追う8回に嶺井博希選手が2打席連続安打で出塁し、続く柳田選手がホームランを放って試合を振り出しに戻した

柳田選手は、この日の試合でレギュラーシーズンから56試合連続で無失点の救援投手・石井一成を打ち崩すことに成功

延長11回に野村選手が決勝打を放ち、ソフトバンクの勝利を決定づけた

監督の采配

小久保裕紀監督は、スタメン選手の怪我や戦力の波乱が続く中でも流動的な戦略を採ることに重きを置いた

今試合では先発の有原航平選手を早めに下げ、正捕手の海野隆司選手に代わって打力のある嶺井選手を投入するなど、大胆な采配を見せた

2点ビハインドの7回には首位打者の牧原大成選手に代打を送り、勝負をかける姿勢を見せた

選手たちの成長

昨年の日本シリーズで課題となった若手選手の経験不足を取り組み環境に変え、今季は勝ちパターンを託した藤井皓哉、松本裕樹、杉山の3選手をいずれも連投させ、流れを相手に渡さなかった

決勝打を放った野村選手は、主力が離脱する中で成長を遂げ、今季のチームを引っ張る存在となった

今回のソフトバンクの日本一は、様々な困難を乗り越えて達成したものです。特に主力選手の怪我が影響する中で、若手選手が成長し、監督の采配も光った印象を受けます。これまでの経験を活かして勝ちを掴んだソフトバンクは、今後のシーズンでもその勢いを維持し、さらなる高みを目指してほしいと思います。
キーワード解説

  • 日本シリーズとは?プロ野球の年間チャンピオンを決定するためのトーナメント戦のことです。
  • MVPとは?Most Valuable Playerの略で、試合や大会で最も価値のある選手を指します。
  • 逆転劇とは?試合の流れをひっくり返し、勝敗が変わることを指します。
  • 打席とは?打者が投手と対面し、打撃を行う場所やタイミングのことです。
  • 救援投手とは?先発投手の後に投げる投手のことを指し、試合を締めくくる重要な役割を果たします。

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