3年目の左腕である曽谷投手は、11月14日に東京ドームで予定されている韓国との試合に選ばれ、特別な準備を進めている
ブルペンでの調整
大阪・舞洲で行われたこのブルペン投球では、WBC球と呼ばれる国際大会用のボールを使用やや滑りやすさを感じるこのボールは、一般的に日本プロ野球(NPB)のボールとは異なる特性を持っており、曽谷投手は「慣れていくしかない」と語り、捕手の若月とともに丁寧に投げ込んだ
WBC球とは?
WBC球は「World Baseball Classic」で使用される公式ボールで、通常のNPB球と比べて表面が滑らかであるこの特性のため、手から抜けやすく、ピッチングにおいて変化球の精度に影響を与えることが多い
変化球の課題
曽谷投手は練習中に、「変化球がなかなか、ボールがツルツルしているので、抜ける球があった」と述べ、特に横の変化量は数値的に少なかったことを認識これに対し、練習を通じて徐々に適応していくことを目指している
新ルールへの挑戦
今回の強化試合では、ピッチクロックやピッチコムといった国際大会特有のルールが導入される予定曽谷投手は「国際大会であること、日本ではなかなかできないことなので、いい経験だと思ってやっていきたい」と前向きな姿勢を見せた
自己最多の8勝を挙げた今季についても「長く野球ができることはないことなので、しっかり楽しみながら別の感覚を持ってやっていきたい」と意気込みを語り、異国の強打者との真っ向勝負を心待ちにしている
(南部 俊太)曽谷選手が国際大会に向けて特別な調整を行っている様子が伝わります。特に、WBC球の特性に対する意識の高まりや、新ルールへの挑戦を前向きに捉える姿勢が印象的です。これからの試合での活躍が楽しみです。
キーワード解説
- ブルペン投球とは?投手が試合に向けて投球練習を行う場所で、試合前の準備や調整が行われる。
- ピッチクロックとは?投手が投球するまでの時間を計測する装置で、国際ルールに基づき投球時間を制限するために使用される。
- WBC球とは?「World Baseball Classic」で使用される公式なボールで、NPB球よりも滑らかで、投球時に異なる感覚を与える。

